NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

UQmobileとY!mobileの位置付けとは?

 こんばんは。今日はちょっと気になったネタがありましたので、こちらを取り上げてみようかと思います。

 impressの記事からです。

k-tai.watch.impress.co.jp

 「MVNOとサブブランドの違いって、一体なんだろう?」という疑問を持っていました。「携帯電話キャリア」というと、docomoauSoftBankの3社を指すことが多いようです。「キャリアメール」と言うと、この3社のドメインを持つメールのことを指すことが一般的理解のようです。では、UQmobileとY!mobileはキャリアではなく、MVNOなのか?というと、Y!mobileは自前で設備を持っていますので、MVNOではないことになります。

 UQmobileは「au系のMVNO」という謳い文句で登場したような記憶があります。iPhoneiPadでは今まではauと表示されていたのが、独自の設定(!?)が定義されたことにより、UQmobileと表示されるようになりましたね。そう考えると、IIJmioやmineoのように他のMVNOとは一線を画しているように思えます。

 最大の問題はテザリングにあります。docomo回線を使ったMVNOでは、問題なくテザリングが出来るケースが多いです。(全てのMVNOで出来たかどうかは自信がありませんので、ここは「ケースが多い」という表現に留めさせていただきました。)

 テザリング可否判定サーバにMVNOは接続出来ないけど、UQmobileは独自の設定によりテザリング可能になるということのようです。何か不公平な印象が拭えません。

 何か不透明なauMVNO向け回線提供の仕組みはなんとかならないものでしょうか。「ならば、docomoMVNOの方がいいや。テザリング出来るんだし。」という風な流れになってしまいます。IIJmioやmineoに続くauMVNOは出て来ないでしょうねぇ。(^^;;