「レールに沿うことを止める」と宣言して、4ヶ月で大学中退後起業を目指す彼の話(2)
こんばんは。一昨日の続きを書いてみようかと思います。ネット上では彼のことが結構話題になってますよね。もう一度元ネタを貼っておきます。
一昨日の要約が以下の通りでした。
- 実はレールは1本だけでなく、ほぼ無限にあるんじゃないか?
- 社会に出るまでの間はレールは複数あるけど、差異が小さいだけかも
- 「レールに沿ってないように見える生き方」も実はレールに沿ってる?
- レールの幅を間違えたら走りようがない
- とりあえず保険はかけておけ
- 「間違った」と思ったら、すぐに軌道修正する
- 自分は電車ではなく、単に乗客なのではないか
- 電車の乗り換えでなく、電車そのものから降りてしまうなら…
- いろんな選択肢があるということを頭に置いておく
4.までは一昨日書きましたので省略します。5.から進めて行きたいと思います。
「保険をかける意味」について
「とりあえず保険はかけておけ」ですが、折角大学生というプラチナカードとも言える身分が確保されているのですから、無理に中退せずに「大学生起業家」の看板を上げておけば、いろいろ興味を示してくれる人も少なくはないんじゃないかと思います。
いや〜、何らかの組織に所属しているって重要なんですよね。「○○の××」と言える「○○」という看板はでかいです。ええ。その看板を上手に使うことも「保険」の一つですし、万一失敗しても就職するもよし。起業経験は役に立つんじゃないですかねぇ。サークルでリーダーやってたとかよりもよっぽどインパクトがあるんじゃないですかねぇ。(無責任モード)
逃げ道があることによる精神的安定感がいい結果を生むということもあるんですよね。(^^;;
いつでも軌道修正できる柔軟性を持っておくこと
株で言うところの「損切り」でしょうか。深追いしないということも大事なのかもしれません。これ以上無理だと思ったら、潔く撤退する覚悟も必要だと思います。
行けそうな手応えがあればいいのですが、起業自体にあまり固執せずに場合によってはフリーランスで個人事業主としての活動というのも方法論だと思います。
レールにたとえると電車そのものを連想しますが、実は違うのかも?
「レールに沿ったつまらない人生」と表現してますが、レールに乗っているということは自分を電車にたとえているケースが多いような気がします。実は電車じゃなくて乗客なんじゃないでしょうか。場合によっては同じ電車に乗って定年まで行く場合もあるでしょう。途中でレールが止まっていて、行き止まりになっているかもしれません。その場合は終着駅にたどり着くまでにどこかで乗り換えないと即終了です。同じ電車に乗っていても、災害に巻き込まれて運休の憂き目に遭うかもしれません。下手するとレールが流されてしまうかもしれません。ずっとレールが続くという保証はどこにもないんですよね。
途中下車してしまったらどうするか
電車に乗っている間は電車の行き先を把握しておけばOKです。乗り換える場合はどの駅で降りればいいかを押さえておかないといけません。場合によっては、乗換駅が別の名前になっているかもしれません。乗換駅が離れている可能性もあります。
しかし、電車から降りて駅から出てしまった場合どうするかということなんですよね。そうなると、自力で走って行かないといけません。徒歩で地図やコンパスも持たずに歩き出すのはあまりにも危険です。水や食料も必要ですよね。そしてお金も。
さすがに徒歩では無謀ですので、獣道を進んで行くためにはオフロードバイクを用意しておくと、効率良く進んで行けるんじゃないでしょうか。ただ、自分で運転しなくてはいけませんので、スキルは必要ですよね。(^^;;
移動手段は在来線だけとは限らない
なんか「レールは1本しかない」という風に考えているように受け取れましたが、実は様々な種類のレール(事業者)が存在するということに気づいてないんじゃないかと思いました。在来線だけではなく新幹線も走ってます。私鉄だってあります。高速バスもあります。空港に行けば飛行機もあります。さらに港に行けば長距離フェリーも走ってます。レールに沿わない交通手段も複数存在します。
レールにこだわらず、自分で運転しない方法もあるということは知っておいて損はないと思います。
どういう結果になるかは分かりませんが、選択肢は多いに越したことはないですよね。(^^;;