NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

基本情報最年少合格者とセキュマネ最年長合格者についてあれこれ考えた

 こんばんは。昨日に続いて、基本情報最年少合格者とセキュマネ最年長合格者それぞれが記録更新したというお話の続きになります。こちらは日経xTECHの記事です。

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 基本情報に合格した9歳の小学生に関して、批判的な意見を述べる方がおられると聞きました。私個人としては、批判的なコメントをする気はさらさらありません。

 気になるのは、彼の才能を周囲の大人が摘んでしまうようなことがないかという点です。情報処理に関する能力が突出していて、他の分野の能力とのバラつきが大きかったとします。他の分野を無理に引き上げようとして、その結果、情報処理に関する能力を摘んでしまっただけというような結果にならないか心配です。

 なので、この能力を伸ばせるような環境を用意して、苦手な分野の克服に必要以上のリソースを割かないように注意してあげてほしいです。「全分野まんべんなくこなせる」のを良しとする風潮があります。進学したり、社会に出たりすると能力の凸凹があまりに激しいと苦労するかもしれません。

 でも、何か人よりずば抜けたものがあるのなら、決して邪魔せず、そこに注力出来るようにサポートしてあげることは間違ってないはずです。能力の凸凹が大きくても、突出しているものを武器に出来るように自信をつけてあげることは大事ではないでしょうか。

 今度は反対に最年長記録保持者側の話に移ります。78歳でセキュマネ合格という快挙を成し遂げられました。定年退職して、普通だとこの年齢になると、勉強しなくなるのが多数派ではないでしょうか。そこを敢えて受験勉強して、試験に挑むだけでも素晴らしいです。それで実際に合格されたのですから、努力は本当に頭が下がります。

 記憶力・気力・体力共に若い頃から比べると、低下していることは否めません。勉強して体得するまでの時間もどうしても余分にかかります。時間を捻り出すのもたいへんです。その上、オーバーヘッドも大きくなります。効率も落ちてますから、反復学習の手間も半端ないことは想像に難くないです。愚直なまでに繰り返し参考書を読み、問題集を解くという繰り返しなのでしょうか。王道はないのだろうと考えています。遠回りでもそれしかないのでしょうね。たぶん。

 午前・午後問題はたいへんですが、逆に午前0は得意でしょうねw