NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

【夏休み特別進行】富士通が携帯電話事業売却へ…

 こんばんは。昨朝、衝撃的なニュースが伝えられましたね。富士通が携帯電話事業を売却する方向だという報道がありました。多くのメディアで取り上げられましたね。

itpro.nikkeibp.co.jp

pc.watch.impress.co.jp

 確かに末期は「コストパフォーマンスを悪い方に度外視しているよな」という印象を受けました。ARROWSシリーズを発売してましたが、SIMロックフリー機としてキャリアに依存しないで販売する方向に舵を切るのが遅きに失した感があります。

 昔のようにキャリアから発注を受けてキャリアの支持に従っていれば、買い上げてくれるので、積極的に営業しなくて済むから楽だったということなのでしょう。

 でも、それが見事に徒になってしまいました。自分で営業努力しなくなったので、iPhoneという黒船がやってきて、キャリアが丸抱えしてくれなくなりました。しかし、その頃には体力がなくなっていました。海外に出て行くだけの力は残っておらず、中国・韓国の携帯電話メーカーに押されまくるという惨状に陥ることとなりました。

 携帯電話端末自由化が実施された1994年4月(それまでは端末は全てレンタルだったのです。信じられないかもしれませんが。(^^;;)時点で、NTTdocomoから発売されていたのはD(三菱電機)、F(富士通)、N(NEC)、P(Panasonic)の4社でした。当時は「デジタルムーバ」と「ムーバ」でしたね。上記4社全て携帯電話事業から撤退してしまい、跡形なくなってしまいましたね…。

 そして、こちらですが、国内メーカーの統合・撤退の歴史が書かれています。

mobilelaby.com

 こうしてみると、三菱電機がいち早く携帯電話事業から撤退してますね。傷口が大きくならないうちに的確な判断を下したことになると思います。今となってはですが。

 そして、「すまほん!」には、少々辛口なコメントが載ってましたので、リンクを貼っておきます。

smhn.info

 さて、残った国内メーカー3社SONY、シャープ、京セラは今後も続けて行くのか、それとも撤退してしまうのか…。