医療情報技師検定試験直前対策・〜分からないときの消去法〜(情報処理分野)
こんばんは。パスワードの定期的変更に関して少し言及したら、今朝武田先生からリプをいただきました。(どうもありがとうございました)
ちょうど「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」で「パスワードの定期的変更」について記述されていたので、「もし、医療情報技師検定試験でこのへんの問題が出た場合、どういう風に判定されるのだろう?」というのが気になり、プチ盛り上がりを見せました。(^^;;
さて、今回は医療情報技師検定試験も近いことですし、「どれが正解か分からない問題で出来る限り正解に近づく方法」を考えてみました。この方法で絶対に正解に辿り着けるわけではありません。あくまで傾向としてということで…。<(_ _)>
ただ、情報処理分野を例に取ってお話させて下さい。たぶん、他の分野にも応用出来ると思いますので、そのあたりは適宜当てはめてみて下さい。
思いつくこととしては、以下の通りでしょうか。
- おぼろげな知識でも「明らかに間違っているもの」をまず消去する
- 「何か1つだけ毛色の違う選択肢が混じっている」という目で問題を読む
- 「聞いたことのある選択肢」と「聞き慣れない選択肢」を選別する
- 「初めて聞く選択肢」は思い切って捨てる
- 問題文の意味から明らかにおかしい選択肢を排除する
- 計算問題は単位を揃えてみることで明らかに間違っている選択肢を排除出来る
- 「あり得ない選択肢」がないかどうか確認する
- 略語は正式名称を連想する
たとえば1.ですが、昨年の問9を例に取ります。
という問題でした。webブラウザを使う際にPHPやJavaScriptが使われていることを思い出せれば2と5は消去出来ますよね。「昔、CGIスクリプトを書くのにPerlが使われることが多かった」というようなことを聞いた記憶が引き出せれば3も消去出来ます。
ここまでくれば2択です。「ここまでで消去出来た選択肢はweb系だな…」ということに気づけば、「1.か4.かのどちらかがweb系だ」という風に判断出来、違う方が正解なんじゃないだろうか?という結論を引き出せそうです。
飛んで5.ですが、昨年の問20を例に取ります。
「サブネットマスク255.255.252.0のネットワーク割り当て可能なホストアドレスの最大数はどれか?」
- 510
- 512
- 1020
- 1022
- 1024
ここでサブネットマスク255.255.255.0のネットワークにおける最大ホスト数が254であることを思い出せれば、2つの選択肢を消去出来ます。と言いますのも、第4オクテットの数字は最大255なわけですから、0から255までの256個のIPアドレスが割り当て可能になります。この場合0はネットワークアドレスを指し、255はブロードキャストアドレスを指すので使えないから2つ差し引くということを思い出せれば、確実に2と5を消去することが可能です。しかし、そこまで思い出せずとも「職場のデフォルトゲートウェイが10.0.0.254だったな」というようなことを思い出せれば、2と5は消せるはずです。
これ以外にも、2.の何か1つだけ毛色の違う選択肢」がここには含まれています。3.ですね。2のn乗でもないし、2のn乗-2でもない数値が混じっていますね。こういう選択肢は正解ではないと考えて間違いありません。この場合の正解は4.ですが、「ホストアドレス部を2ビット拡張する」ことに気づければ即正解に辿り着けます。しかし、それが無理な場合でも諦めてはいけません。「ホストアドレス部を(ほぼ)倍にする」というのがサブネットマスク255.255.254.0に気づけば、1と2は消去出来ることに気づきます。
参考になるかどうか分かりませんが、ちょっと視点を変えることで間違った選択肢を消去出来、正解に一歩近づくことが出来ます。
今回受験される方は是非頑張って下さい!(^_^)v