NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

家庭内LANをどう管理するか(2)

 こんばんは。先日購入したWi-Fi USBドングルを帰宅後raspberry pi 2に認識させる予定です。BuffaloのWLI-UC-GNMを購入したのですが、どうやらそのまま認識してくれそうです。このへんのお話は後日させていただきます。

 さて、昨日に引き続き、家庭内LANの管理について触れてみたいと思います。お子さんにスマホを買い与えたものの、アクセスするサイトや時間帯を制限したい。でも、正直どうしていいか分からないという親御さんも多いかと思います。IT系に関しては、大人よりも子供の方が詳しい場合も少なくありません。よく話し合ってルールを守った使い方をしたいところです。「ITに詳しい」と言っても、情報リテラシーがあるのかどうかというと、これまた別の話だったりします。このへんがややこしいところで、親御さんの側も「なんか難しいからよく分からんわ」と、苦手意識からか腰が引け気味なことが多いです。ここはそう言わずに、この機会にきちんと考えてみるのはありなのではないでしょうか。
 まず、4G/LTEを使うキャリア経由の通信の場合を考えてみます。3大キャリア(docomoauSoftBank)の場合だと、各社共にフィルタリングサービスを提供しています。Wi-Fi接続時どうするかというのは各社対応が分かれるようで、アプリでWi-Fiに切り替わってもコントロールするキャリアと、Wi-Fi経由でのアクセスは制限しているキャリアといったように対応が分かれるようです。
 アプリを使ったコントロールについては、AndroidiOSとで対応が異なるようです。前者は可能ですが、後者はOSの持つ機能制限で対応させているようです。
 スマホタブレットを使う場合は回線キャリアがサービスとして提供してくれているのですが、これがiPod touchやPCをつなごうとした場合、どうやってコントロールするのだろうか?とふと疑問に思いました。「自宅の有線環境につないだ場合、Wi-Fi接続だったら筒抜けなんじゃないか?」と思って調べてみました。NTT西日本ケイ・オプティコムフィルタリングサービスを提供しているんですねぇ。(私が知らなかっただけでした。(^^;;)回線全体にフィルタをかけることも出来るようですし、端末個別にかけることも可能なようです。こうしてみると、塞ぎようはあるのですが、機種変更した場合や、NICや無線子機を交換した場合等が抜け道になる可能性もありますので、きっちりマニュアルを読んだ上で抜け道がないようにしておく必要がありそうです。
 ここで書き忘れたことに気づきました。MVNOの格安SIMを使っている場合は一部事業者が独自にフィルタリングサービスを提供しているようです。ざっと調べたところ、ぷららや一部のCATV事業者では提供されているようです。ただ、子供側に知恵がついてきたら突破される可能性も当然存在します。ガチガチにやりたい+自分はフィルタリング回避したいということであれば、VLAN対応のルータを購入して子供用VLANと親用VLANに分けた上で、子供VLANはSquidでプロキシサーバを構築して、これを通らないとインターネットにアクセス出来ないようにするとか。(^^;;
 仮にこれらのハードルをクリアしたとしたら、これはこれで優秀な子供だということになりそうな気はします。(^^;;