NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

DNATと静的IPマスカレード

 こんばんは。今回はDNATと静的IPマスカレードについて少し書いてみます。ここで言うDNATとは、Destination NATのことを指します。

 DNATについて調べてみました。e-words.jpの記事です。

e-words.jp

 ルータなどで外部からグローバルIPアドレスでアクセスしてきたパケットをDMZ上のプライベートIPアドレスを持つサーバに転送するために使います。ルータなどでIPアドレスを変換してやります。

 で、DNATを使って、YAMAHA FWX120で環境構築しようと画策しました。そこで、ググってみたのですが、YAMAHAのマニュアルや参考ページなどにはDNATの文字がない!

 で、ググった結果を読み漁ってみると、静的IPマスカレードとして記載されていました。「これだ!これがやりたかったんだ!」と思って読み込んでみました。

 IPマスカレードで調べると、先ほどのe-words.jpではNAPTとして記されています。

e-words.jp

 NAPTが技術的名称で、IPマスカレードLinuxでの実装の話になっていて、そのへんを混同してしまうケースが多いようだとのことです。

 YAMAHAのマニュアルを見ると、静的IPマスカレードとして説明されていました。ルータやFWでグローバルIPアドレス宛のパケットをDMZにあるプライベートIPアドレスに変換する書式が記載されていました。こちらです。

NATディスクリプター機能 概要

 グローバルIPアドレスでのアクセスをプライベートIPアドレスに変換する際に、ポート番号も変更出来るようになっています。これは上手に活用することで、セキュリティ面の向上に寄与しそうです。

 今回は自分自身の備忘録っぽくなりましたが御容赦のほどを。<(_ _)>