NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

次世代ラジオと呼んでいいかも?>Hint

 こんばんは。数日前にIT×ラジオネタを書きましたが、その続きになるかもしれません。ニッポン放送アナウンサー吉田尚紀氏が企画したラジオが9月上旬にビックカメラ等で発売されるそうです。

japan.cnet.com

 ラジオ自体はオールドメディアなのですが、何かと組み合わせることで新たな可能性を見出すことが出来るという事例ではないでしょうか。ただ単にラジオを聴くだけなら、家電量販店で取り扱っているラジオを買ってくればいい話です。

 Bluetooth対応であることで、PCやスマホタブレット等のデジタル機器のオーディオ出力を引き受けることが出来ますし、LINE IN端子も備えていることでアナログ機器との連携も可能です。ここらへんにラジオ利用者だけでなく、多くのデジタル機器ユーザを取り込もうという視点が見受けられます。使ってもらってなんぼですから、多くの方々に手に取ってもらう必要がありますよね。

 と、本来の機能であるラジオ受信に関しても、外部アンテナ端子を使って同梱の外部アンテナを接続可能としているところもポイントが高いと思います。最近はデジタル機器のノイズや鉄筋建築物の影響で、受信環境が悪化しているという事情もあります。このあたりもラジオを大事にしている感じが伝わってきます。

 そして、最大のポイントは、トーンコネクトによるスマホとの連動でしょうか。これにより、手元のスマホにURLを送ることでインターネットとの連携が出来るようになるそうです。今までですと、デジタル機器側で完結してしまうところですが、アナログ機器との連携により、ラジオ放送とインターネットがお互いの垣根を意識することなく、自然に連携出来るという点はたいへん興味深いです。あとは、ニッポン放送以外の各局が同機器に対応可能になることでしょうか。

 こうしてみると、Hintの事例も時代を意識した変化を行うことで新たな可能性を見出し、活路を見出すことが出来る事例の一つではないでしょうか。