NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

【飲食店側視点】食べログやぐるなびを気にするよりも自店サイトの充実が先決かも

 こんばんは。食べログ関係は相変わらず炎上モードなようですねぇ。「ねとらぼ」にはカカクコムと疑問を抱いてツイートした飲食店オーナー双方に取材した記事が載っています。

nlab.itmedia.co.jp

 「誤解」「評価は適切」であると理解出来る説明は必要

 カカクコムサイドは「書き込み内容は誤解だ」と回答したそうですが、オーナーは「不明な部分が多いので、『誤解』と言われても…」と困惑気味な様子です。どう誤解なのかを納得行く説明が必要ですよね。そして、ランキングの妥当性について「適切な評価をしてますから信用して下さい」と言われても、何を根拠に信用すればいいのかという話になりますよね。(^^;;

 では、ぐるなびが評価急上昇なのかというと、そういうわけでもなさそうです。宴会を行う際に、幹事が予算や場所や料理などの選択基準を基に店を探すには便利だと思います。他にも知らない土地に行った際に店を探すヒントにはなります。実は案外評価まではユーザは意識していなかったりするんじゃないでしょうか。極端に評価の低い店は避けようぐらいの感覚で使ってそうです。

 食べログの場合はユーザ側の感想主体で、ぐるなびの場合は店側がアピールしたい内容中心というアプローチの違いはあります。ユーザとしては「店候補を絞り込むことと、絞り込んだ店の基本情報を知りたい」というのがあると思います。

 さて、飲食店側が完全に食べログぐるなびに宣伝を依存しきっていたらどうでしょう?完全に振り回されてしまいますね。自分の与り知らないところで評価が変わってしまって、客足が落ちるということも十分あり得ます。

 リピーター狙いなら自店ブログは必須

 やはりここは自店のブログなりFacebookページなりTwitterなりの別のプロモーションを行うための手段を確保しておく必要があろうかと思います。先程食べログで適当に何軒か検索してみたのですが、個人商店と思われる店ではブログやホームページを持っていないケースが散見されました。中には食べログのサイトなのに、ホームページ欄にぐるなびのページを載せているケースがありました。(^^;;

 全く知らない人に見つけてもらってお客さんになってもらうのはかなりハードルが高いと思います。ここは食べログぐるなびは「お客さんに見つけてもらうためのイエローページ」という風に割り切って、リソースを自店ブログなりSNSに割いた方が良いと思います。何もないなら、とりあえず無料ブログでもいいですからとにかく始めましょう。

 出来ればブログも単に無料ブログを使うのではなく、出来れば自店のドメインを取得して運用した方が良いかと思います。URLはある意味インターネット上の「屋号」でもありますし、(店名).comや、(店名).jpなどだと、お客さんに印象づけやすいというメリットがあります。

 こまめなブログの更新で常連客を掴む

 きちんと自店ブログを構築し、出来るだけこまめに更新しておくことでお客さんの反応は良くなると思います。「食べログぐるなびは一見さんが店に来て貰うためのツール」と考えて、「リピーターになってもらうためのツールとしては、自店ブログやSNSの活用」という風に考えることで食べログアルゴリズム変更や評価はさほど気にならなくなってくるのではないでしょうか。

 何よりも大事なのは「客が満足するおいしい料理とくつろげる空間」なんだと思いますです。はい。(^^;;