NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

WIDE CFの思い出

 お疲れ様です。慶応大学がインターネット出願に完全移行して、紙願書を全廃するそうで。こうしてみると、自分が受験生だった頃とは出願時と合格発表時の光景は全く別物になってしまったなと思う昨今。でも、受験会場に行って試験問題を解くことは変わらないなと、当たり前のことを感じた不覚亭ヨウ素でございます。

 さて、今日のネタはWIDE CF。これが分かるとなると、それなりの年齢の方ということになりますw (嫌ですねぇ。歳は取りたくないものです(^^;;)
 もう20年ぐらい前になりますか。いきなりSolaris2.5.1(x86)を渡されて、「部門のメールサーバ管理してね♪」と言われた日のことを思い出しました。当時はMacWindowsしか使ったことがなく、UNIX系OSは全くの初めてでした。UNIXのお作法など知るはずもなく、途方に暮れていました。そうも言ってられないので、自力でお勉強の日々。当時はSolarisに内包されたsendmailを使ってまして、これが古くて(バージョンは失念)、オープンリレーされまくりな脆弱性のある代物だという情報が入りました。
sendmailをバージョンアップしろ」と厳命が。思わず心の中で「知らんがな(ー ー;)」と叫びそうになりました。そもそもまともにUNIXをいじったことがないので、必死で書籍を調べてなんとかsendmail本体のビルドには成功しました。
 しか〜し!ここで難問が。
sendmail.cfはどうするんだ??」
 もう心折れそうになりましたよ…。最初見たときは何かの呪文かと思いました。そこで調べてみると、どうやら「WIDE CF」なる生成ツールがあることが分かりました。初心者でもなんとか出来るツールだという印象を受け、なんとか出来て、無事にsendmail-8.9.1にアップデート出来た記憶があります。
 今となってはなんてことないことでも、当時にしてみると、とんでもなくハードルが高いなと感じることはありますよね。(^^;;