NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

【個人的見解】30代〜40代のうちにやっておいてよかったと思うこと(その2)

 こんにちは。前回に引き続いて、「30代~40代のうちにやっておいてよかったと思うこと」の続きを書いてみることにします。

 前回の記事はこちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 前回は(その1)「情報処理技術者試験(高度区分)に合格したこと」について書きました。今回は2つ目の「社会人大学院に進学し、修士号を取得したこと」について書いてみることにします。

採用区分や学部の専攻分野で判断される現実を打破したかった

 これなんですが、「IT系業務に携わっています!」と言っても、同じ職場内の方々や、外のコミュニティで関わっている方々には理解してもらえてはいました。

 ただ、人事や総務的には新卒の採用区分でしか判断されていませんでした。情報系区分の採用ではなかったので、「業務は担当しているかもしれないけど、実際のところが分からないので、採用区分で判断するしかない」というところだったのだろうと推察しています。門外漢が「この道の専門家だ」と判断出来る基準を示せてないということなのだろうなと考えました。

(このあたりの話は、事務系区分と技術系採用区分の違いにも依存するかもしれません。技術系区分の中での専門分野の違いとなると、事務系区分に属する人事・総務の方々にとっては難度の高い見極めになるのでしょうね。)

 前回取り上げた「情報処理技術者試験(高度区分)合格」より前に、社会人大学院で修士号を取得したのが先になりました。

 結果として、この2つで人事・総務に専門分野を変えたことを認識してもらえるようになりました。

どうにか2年で修士号を取得することが出来ました

 仕事をしながら大学院に通い、かなりタイトでしたが修士号を取得することが出来ました。

 元々は進学先となる大学院の先生と話をする機会があり、「学部時代の専攻と異なる分野(情報系)の仕事をしている。専門外で誰か他の人に聞ける状況にないのがつらい」といったような相談をしました。先生曰く「うちの大学院だと、社会人受け入れをしているので、仕事持ってる学生も在籍してますよ。」ということで、入試を受けることを決意しました。

 その後、所属予定の研究室を訪問しました。過去問を入手し(事務室でだったかもしれない)、可能な範囲での「受験勉強」をして入試に向けて準備をしていました。最終的には無事合格していました。

 実際の社会人大学院生生活はハードなものでした。単純に「二足の草鞋」というわけではなく、職住学が見事に分散しているという問題がありました。(主に職と住の物理的距離が大きかったです。→学と住はそこまで離れていませんでした)

 なんとかM1のうちに講義の単位はクリアしました。M2になり、修論に向けて動き出すことになりました。いろいろ手探りしつつ、最後の半年間はカツカツの状態でしたが、無事修論を提出することが出来ました。

「やり遂げた自信」は大きな収穫になったと自負しています

  多くの方々のサポートがあっての修士号だという自覚はあります。(当時御世話になった皆様ありがとうございました)

 仕事との両立というしんどさはありましたが、「修士号を取得出来た」ということは自分の中で大きな自信につながりました。「これで堂々と情報系が専門分野であると人事・総務向けに主張出来るな」という風に思えるようになりました。それまでの何かもやもやとしたものを少しですが吹っ切るきっかけにつながりました。

 この後、情報処理技術者試験(高度区分)合格につながったのは、修士号を取得したことによる自信ということもあったのかもしれません。「これだけのことをやり遂げたので、他の困難も突破出来るんじゃないか?」という自信につながって行ったのは間違いなさそうです。

 自分の中での「ある程度インパクトのある成功体験を得る」ということが、先々の進路にもいい影響を与えているのだろうなと考えられるようになりました。

 次回は(その3)「非IT系業界での勤務経験を積んだこと」について書いてみることにします。