NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

早期退職後の「居場所」の問題を考える

 こんばんは。「50代の転職」「50代のキャリア論」関連の話題として取り上げます。

  こちらは日刊ゲンダイの記事からです。

gendai.ismedia.jp

 50代のキャリア論は、主に経済的問題から語られることが多いようです。当然と言えば当然ではあります。食い扶持を確保しないといけないというのは当然のお話ではあります。

 現在の50代の方々にとって、キャリアとは会社や官公庁等の命令に従うことによって、自動的に得られたものという認識が強いのではないでしょうか。終身雇用が定年まで無事守られるものと考えてきた最後の世代でもあります。「さあ、60歳まで勤め上げて、再雇用で65歳まで働いてからは悠々年金生活だ」みたいに考えているフシが少なからずあるのでは?と推察しています。

 そんなところへいきなり「これからのキャリアは自分たちで考えてね♪」とか、「早期退職を募集します」とかいうような話が出て来ると、「じゃあどうすればいいんだよ!今まで職場の方針に従ってきた。これでいいと思ってきたから奉公してきたんだ!最後までちゃんと面倒見ろよ!」というような声もあるようです。

 定年まで勤め上げるかどうかは別にして、30代・40代のうちに50代以降のキャリアデザインをある程度は考えておかないといけないというのは間違いないです。

 この記事の中にも出て来るように、「サードプレイス」の確保が今後の鍵を握ることになります。「職場でも家庭でもない第三の居場所」ですね。利害関係ではない何らかのコミュニティに所属しておくということが今後の自分の生き方にも大きく影響してくると考えられます。定年後or早期退職後に元の職場の後輩や部下のところに顔を出して疎ましがられる…といったようなことを回避することも大事です。

 何か新しい武器を手に入れたり、現在の手持ちのカードを最大限有効に活用することは、60歳以降の生活に新たな展望をもたらすことにもつながると信じています。

 昔と違って、現代はSNSを上手に活用することで、新たなつながりを開拓して、自分なりの「サードプレイス」を見つけることにもなるはずです。50代になっていきなり慌てることのないよう、今のうちから準備をしておきたいものです。