NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

OB・OGの復帰にどこまで期待出来るのか?

 こんばんは。少々前の記事になってしまいました。<(_ _)>

 看護師復職を求める方針に関するニュースです。こちらはNHKの記事からです。

www3.nhk.or.jp

 看護師自体は免許職ですから、誰でも出来るというわけではなく、看護師免許所持者が対象になります。(当然ですね)

 「看護師不足だから採用しないと」ということになると、新卒採用するか、他医療機関から引き抜くか、一旦看護職を離れた人に復帰をお願いするかの3択になります。

 新卒採用だと、戦力になるまで育成しないといけないという問題があります。他医療機関からの転職組を当てにするとしても、医療機関全体としては看護師不足解消には全くつながりません。

 となると、現在現場を離れている有資格者に復帰をお願いするしかないことになります。看護師を辞めてしまった人の理由として、「激務だから」「結婚して両立が無理だから」「給料が安い」「他業種に転職した」などというのが考えられます。

 一旦看護師に対するネガティブなイメージを背負ってしまった人に復帰を求めるのもなかなか難しいものがあります。

 家庭に入ってしまった人に働いてもらうとなると、パートタイムや夜勤を免除するなどの配慮が必要になることが推測されます。現在勤務されている方々とのバランスという問題や、賃金体系の話も出てきそうです。

 給料が安いというケースについては、それ相応の手当てを用意する必要がありますが、こちらも現職員とのバランスという問題が出てきます。

 他業種に転職した人に帰ってきてもらうというのは、もしかすると最もハードルが高そうです。看護師自体に見切りをつけてしまった場合だと、復職はまず無理でしょう。

 男性看護師の場合も別途考える必要はありそうです。

 いずれにせよ、「働けるかな?」「働いてみてもいいかな」と思わせる何かが必要なのでしょうが、まずは環境・待遇改善が必要なのではないでしょうか。