NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

格安SIMの冗長化を検討すべきか否か?

  こんばんは。只今充電中なもので、少々ペースを落としています。<(_ _)>

 今回は今週前半に起きたmineoの通信障害についてです。こちらはimpressの記事からです。

k-tai.watch.impress.co.jp

 通話とデータ通信が数時間停止したようですね。mineoはトリプルキャリアなのですが、docomoauSoftBankの各回線共に5~6時間不通だったようです。全ての回線が数時間使えなかったというのは、キャリアの回線側の問題ではなく、mineo側のインフラの問題だったのでしょう。

 「24時間365日安定稼働していないといけない」というのはインフラの宿命であるのは理解出来ます。そうするため(出来る限りダウンしている時間を最小限に抑える)に中の方々の血のにじむような努力も十分理解出来ます。そのためにかかるコストもそれなりにあることも理解しています。このへんは資本力のあるキャリアの方が有利ではあると考えられます。MVNOはその点では不利だろうというのは容易に想像がつきます。

 必要最小限のサービスを提供することで、MVNOはコストを抑えているという現実を考えると、複数のMVNOと契約しておいて冗長化を図るという考え方になるのでしょうか。あるいは、キャリア(MNO)と必要最小限(たとえば、通話とSMSのみを利用するという)の契約をした端末を所持しておくとかいう自衛策が必要なのかもしれません。

 今回の一件でいろいろと考えてみることにしました。