電子カルテ保管に量子暗号を使うそうで
こんばんは。今回は量子暗号を用いて電子カルテを保管するという実験が成功したという話題です。産経新聞の記事からです。
高知医療センターと情報通信研究機構の共同実験なんだそうです。東京・大阪・名古屋のデータセンターに分散化して保存したものを東京の別のデータセンターで復元して、衛星回線で高知へ送ると書かれています。「衛星回線だと遅延が」とか、「さほど速度が出ないのでは?」と思っていたのですが、この記事によると、9秒以内に復元データが届いたということだそうです。
この記事だけでは詳しい内容は分かりませんが、単にダウンロード(下り)だけだった(または、上り通信量がかなり少なかった)のではないかと推測しています。
1万人分の(ダミー)データですから、それなりの情報量になってるものと推測されます。それをほぼ瞬時にダウンロード可能というのは、それだけでも十分価値はありそうです。ここでは暗号化強度について語られていますが、速度とセキュリティ両方において大きなメリットを量子暗号がもたらすということのようです。
これにより、電子カルテネットワークも大きく変貌するのでしょうか。