一向に減らないメール誤送信・メールにまつわる諸問題
こんばんは。昨日、メール誤送信について書きました。特に添付ファイルがあった場合はやっかいですよね。その添付ファイルにセンシティブ情報が記述されていた場合は特に。
まぁ、そもそもそういう大事な書類をメールで送るということ自体が問題でもあるわけですね。「最も手軽で確実だし」という理由も分からなくはないのですが、メールサーバの設定による受信サイズの上限がまちまちだったりするので、場合によっては送れないということも起き得ます。(大容量のファイルを送ることを想定した設計ではないんですけどね。メールサーバの考え方自体)
他にも「盗聴防止のために」という体で、パスワード付きzipファイル化して送信するというケースも少なからず見られますね。あれもいただけませんね。受信相手がスマホだったりタブレットだったりした場合、展開出来ませんよね。で、実際にクレームが出て来るという話です。
個人的に問題視しているのが、受信側メールサーバでのウイルスチェックが効かなくなるという点でしょうか。パスワードがかかっているので、ウイルスチェック出来ずにスルーせざるを得ません。中にはパスワード付きzipファイルを受信したことをユーザに知らせて展開用パスワードを入力させて、ウイルスチェックしてから渡すという形を採っているケースもあります。
なんか問題多いですよね。根本的問題もあるんですが、そのへんは次回以降に。
まぁ、パスワード付きzipファイルというのは、smtpsやpop3sやimapsが普及する前の時代の遺物と認定したいです。最近のメールサーバはこれらのプロトコルに対応しているので、問題ないと考えていいのではないでしょうか。Webメールもhttpsでアクセスしてますから、もうパスワード付きzipファイルは意味がないと考えてもいいんじゃないでしょうか。