NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

炎上時の対応の拙さについて(3)

 こんばんは。先ほどの続きになります。昨日書いた記事の続きになります。昨日書いた記事はこちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 炎上時対応について、特に芸能事務所の拙さが目立ってますね。ネットでの炎上は初動が大事と言われています。「とにかく初期段階で正直に洗いざらい話す。そして、素直に頭を下げる。」ということが鉄則とされています。もちろん、虚偽の発言をしたり、隠蔽しようとするのは論外です。「隠し通せる」と思って押し切った場合、嘘だったり隠していたりしたことが発覚すると、さらに傷口が広がって炎上するという結果を招きます。

 「リスクマネジメント部門がないのだろうか?」と考えてしまうぐらいに対応の拙さが気になりました。芸能事務所側が昔のやり方を踏襲しているだけなのかもしれません。コンプライアンス順守が叫ばれている昨今、世の中の流れの変化を感じ取れていなかったのでしょうか。常識のアップデートを怠っていたのではないでしょうか。

 それと、「本来守るべきものは何だったのか?」という点を押さえ間違えた感もあります。一連の会見内容から「所属芸人を守ろうとせず、自分たちの保身しか頭にない」という風に受け取られてしまったことは、組織としてかなりのマイナスイメージになってしまった印象を受けています。なぜか芸能事務所の場合、代表が直接謝罪するというケースを目にしませんね。仮に「直接雇用ではないから」という理由だとしても、マネジメントをしている以上は責任があるのではないかと考えるのが普通でしょう。

 きちんとトップが初期段階で会見するということが大事でしょうね。あと、芸人の反応が想定外だったのかもしれません。抑えつけが利かないとは思ってなかったのかもしれません。こうしてみると、いろいろ読み違えていたんだろうなと推測しています。世間の反応や、所属芸人の反応、ネットでの炎上具合…。一番時代の変化を読めてないといけない組織のはずの芸能事務所が…。