NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

なぜに炎上情報が共有されないのか?(2)

 こんにちは。昨日は医療系勉強会(関西すだち会presents)で1時間(前半30分をインフラ勉強会コラボ枠として、後半30分をベタなIT用語解説)しゃべってきました。このあたりの話は近日中にお送りします。

 昨日・一昨日と書く余裕がなかったので、昨日の続きを書いてみることにします。

 昨日の記事はこちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 TikTokでやらかした作業員の記事です。以前から「バカッター」と呼ばれる人たちが迷惑行為の画像や動画をアップして炎上する→追い込み掛けられるという場面を何度も見てきました。この手の問題は数年前から起きているような気がします。それでもなくならないのはなぜか?ということをずっと考えていました。

 1つは炎上した投稿のSNSのサービスが変遷していることでしょうか。TwitterInstagram→今回のTikTokに移ってきているという点です。もしかすると、舞台を移すことで、炎上問題が共有されずに事故を起こしてしまうのかなと思いました。

 他には、炎上を起こす主がITリテラシー教育を受けずに来たのだろうかとも考えています。学校でどこまでの教育がなされているのかは分かりません。教員側が対応出来てないのかもしれませんし、生徒側にそこまでの認識がないのかもしれません。「インターネットを使っている」という意識もないのかもしれません。「アプリ」が自分たちの身内で閉じているものという理解もありそうです。

 今回の場合は社会人なんですが、職場での情報セキュリティ教育がどこまで出来ていたのかという点も気になります。所属会社での教育もそうですし、「協力会社」とありましたので、元受け側の教育もどこまで出来ていたのか?という点も気になります。

 一番拙いのは「危ないから禁止しよう!」だと考えています。これは決して問題の解決にはなりません。ここまでITが生活の中に深く食い込んでいるのですから、如何にして安全に使えるようにするかという観点で考える必要があります。

 ここをどうするかという点をもっと真剣に考えないと、いろいろと拙いことになりそうです。昨今、老人が自動車運転時に人を轢き殺すという事件が複数起きています。こちらも問題ですが、ITリテラシー向上により、この問題も解決して行くことが急務かと考えています。