NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

カネカの公式見解が出たわけですが

 こんばんは。月曜日下げた株価はこの3日で戻していました。木曜日の株価終値は先週末の価格を超えていたようです。今回のSNSでの投稿が株価にどれだけ影響を及ぼしたのかは、もう少し見守る必要がありそうです。

 今回はカネカが企業としての公式見解を出したというニュースです。huffingtonpostの記事からです。

www.huffingtonpost.jp

 公式見解に目を通してみましたが、一貫して「僕は悪くないもん!」という主張がそこかしこに見られるところです。これだけ叩かれているのですから、自社の正当性を主張したかったのでしょう。「育休明け社員のみを特別扱い出来ない」とか、「育休前に転勤は決まっていた」とか、「転勤までの期間は十分余裕があったけど、育休中で伝えられなかった」などというような釈明が見られました。

 どうも悪手にしか見えないんですよね。今までの対応の拙さを引きずるような形になっていますね。これだけノーコメントで引っ張っておいて、今回の釈明ではかえって傷口を広げてしまったような感があります。これだけツッコミ入れられて、「通常の人事です」では説得力に欠けます。認めるところは認めて、素直に謝る方が結果的に傷は浅かったのだろうと推測します。SNS炎上対応が出来ていなかったのと、世論を甘く見ていたということが大きかったのでしょう。昭和の感覚から脱却出来てなかったことで、信用を落としてしまう結果になりました。あと、BtoB企業なので、一般消費者は関係ないという風に高を括っていたところもあったのでは?と推察します。

 さて、続報が出てくることを期待して、もう少しウォッチして行きます。