NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

小中高校でのIT化が遅れているという話の生の声

 こんにちは。今回はTwitterのTL上に流れてきた話です。

  • 校内にWi-Fiが整備されていない
  • システム対応専任職員が不在
  • 出欠や各種連絡用ツールやアプリが使われていない
  • PCやタブレットが満足に使える環境にない

 というような話が出ていました。このあたりの話は以前から出ていたように記憶しているのですが、元号が変わっても改善されていないということなのでしょうか。

 教員がブラック職場だという認識が広まって久しいですが、教員本来の業務以外に多くの負担を強いていることも不人気さを助長しているようでもあります。そのうちの一つに「校内のIT化」という点がハード面・ソフト面の両方において遅れているということも言われています。

 「予算がないから」とか、「採用枠がないから」とかいうような理由で、安易に現場の教員に丸投げするというケースが容易に想像出来ます。(ITの話ではないんですが、部活動のために、生徒を送迎する目的でマイクロバスを教員が運転するという話がありました。その際の安全講習を県警がやってるみたいな話がニュースで流れてきていました。)

 で、実際には数学や理科の先生に丸投げ&ボランティアでやらせるケースが多いのではないかと推測しています。情報科の先生も専任で採用していないケースも多いようですから、事態はもっと深刻なのかもしれません。

 対応出来る人員もいないだけでなく、システム発注時の仕様書も満足に書けていないのではないかと推察します。家庭用無線LANアクセスポイントと同様の感覚で導入しようと考えて、派手に失敗することになるわけですね。無線APの配置設計や、電波強度の調査などはプロに任せるべきで、安直な発想はいただけないですよね。

 どうもITが軽く見られている感じはあります。