ライブ会場に見るIT化の現状
こんばんは。昨日(日付が変わったので一昨日)、京セラドーム大阪で行われたサザンオールスターズのライブに行ってきました。40周年記念ライブということですが、サザンに限らず、一般論としてのライブに関して、ここ10年ぐらいでいろいろ変化があったなと感じます。ここではIT化・その周辺に関することについて書いてみることにします。
ライブ会場付近で最も変わったなと感じるのは、「ダフ屋」と呼ばれる方々の絶滅でしょうか。事務所やプロモーターサイドが様々な対策を講じてきたことが功を奏しているのだろうなと思われます。本人確認の厳格化ということが大きそうです。サザンはそうではなかったのですが、顔認証を導入しているアーティストもいるようです。
本人確認の厳格化はいいと思うのですが、当の本人がライブに行けなくなった場合、そのチケットをどうするか?そして、同伴者をどうするかという問題はありそうです。ファンクラブで販売されたものであれば、ファンクラブ内でのやり取りを、一般のチケット販売サイトであれば、プロモーター側のサイトで完結するような仕組みが必要なのかもしれません。ここらへんをスムーズに解決させるためのもう一段先のIT化も今後の課題なのかもしれませんね。
そして、もう一点。グッズなどの物販でしょうか。ここは逆に従来通りな印象です。2000円とか3000円とか、切りのいい金額設定です。釣銭が発生するにしても、500円だったりします。出来るだけ会計の手間を省くための設定なんだろうというのは容易に推測出来ます。
これだけIT化が進んでいるのであれば、決済もキャッシュレス化に進みそうですが、そうでもなかったです。現金決済のみということになっていました。多額の現金を保管するというリスクを伴うわけですし、お釣りの問題もありますので、決済の手間を省くためにクレジットカードやデビットカードは無理でも、交通系電子マネーの導入はありなんじゃないかと考えていました。購入者は事前にチャージしておいて、その場で決済という風に。交通系弟子マネーなら普及していて、所持率も高いでしょうし。
と思ったら、実際そうではないのかもしれません。客が電子マネー決済に慣れているかとか、チャージ額不足による手間とか、無線環境によるトラブル等…。
単純に行かないハードルがありそうなんでしょうね。「IT化で快適に行けるライブ」にはもう少し時間がかかりそうですね…。(^^;