NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

IoT機器向け携帯番号「020」を14桁化

 こんばんは。今日の日経新聞朝刊1面記事が気になったので、これについて書いてみることにしました。

www.nikkei.com

 IoT機器用に020で始まる番号を14桁化するという話のようです。これにより、100億個のききが接続可能になるようです。通信機器毎に番号を振らないといけないので、現状では不足するのだそうです。単純に010、020…と増やしたところで追い付かないという事情があるようです。来年から5Gサービスが本格始動するということもありますし、そうなった際に「番号が足りなくなった!」では拙いことも容易に想像がつきます。

 そこで、総務省的にはIoT機器用の携帯番号を020で始まる番号に一本化して、14桁化するのだそうです。現状の070、080、090の番号が振られている機器についても、020に移行させるのだということのようです。

 実際に使っているユーザーにとっては、別にこの番号に電話がかかってくるわけではないので、SIMの交換なり、eSIMへのリモート対応等でキャリア(あるいはMVNO)が対応するのかなと見ています。現状の機器に関する番号の移行に関しては、さほど混乱しないのだろうなと踏んでいます。

 ここで問題になってきそうなのが、データ通信用に使われている020で始まる番号です。IoT機器ではなく、タブレットやPC等に使われているケースがあります。これらがどうなるのかという点が気になっています。自分自身も020で始まる番号をタブレットで使っているSIMに割り当てられているので、影響が出るのかなと少々気になっています。

 携帯電話の番号が10桁から11桁化された際も、「需要が爆発的に増えたけど、もうこれで12桁や13桁になったりはしないよなぁ…」と思っていました。今回、IoT機器が番号を持つということで、全く異なる展開になってきたなというのを痛感します。これが一気に14桁ですからねぇ…。一部にはまだ増えるかもしれないという観測もあります。

 それと、IoT機器からIPv6が普及して行くのかな?という点も少々気になってきましたので、引き続きウォッチして行きます。