SoftBankがADSLサービス提供終了へ
こんばんは。一昨日気になっていたネタを取り上げます。SoftBankがADSLサービス提供をアナウンスしました。2024年3月末でサービス終了だそうです。それまでに段階的に廃止して行くそうです。impressとNHKの記事からです。(SoftBankのプレスリリースも貼っておきます)
個人的にはISDN終了に関する具体的日程アナウンスをNTT東西が先にするのかなと思っていたのですが、SoftBankがADSL終了をアナウンスしたのが少々意外でした。
街頭でモデムを無料で配って、ADSLサービス普及の火付け役になった印象のあるSoftBankですが、「ああ、ついにSoftBankもADSLから撤退するのか…」と思うと、時代の流れを感じてしまいます。当時のADSLモデムのばら撒きが(当時としては)高速インターネット常時接続環境が一般化された功績は大きいです。最盛期の2006年からすると、契約数が15%程度になってるという点ですが、「まだ80万件強も契約されているんだ」ということの方に驚きました。まだ光回線が敷設されていない地域のこともあるのでしょうが、そうでないケースもあるんでしょうか。(どういう理由か想像つきませんが…)
impressの記事によると、保守用のパーツや設備の老朽化が理由なんだそうです。このへんで共通するのが、AMステレオ放送でしょうか。AMステレオ対応保守機材等が生産されてなく、放送機器更新時にモノラル放送に戻したという放送局が大半ですね。
(確か、現在放送中なのは、ニッポン放送とCBCラジオとラジオ大阪と和歌山放送の4局だけだったはずです。)
それに、利用者が少なくなってきたら、サービスを提供し続ける費用対効果が小さくなってきます。そうなると、廃止の方法に向かうんでしょうね。
問題になってきそうなのは、個人利用よりも法人利用ではないでしょうか。ISDN同様にリモートメンテナンス用回線として、ADSLが使われているケースも存在するのではないでしょうか。このへんをどうするかということも考えておかないと拙そうです。