NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

「平成ネット史(仮)」について少々書いてみようかと(2)

 こんばんは。昨日の続きでNHK Eテレの「平成ネット史(仮)」についてもう少し書いてみます。昨日の記事はこちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 前編はインターネット有線接続環境に基づいた内容でした。後編は無線接続環境を中心に進めていました。端末がLANケーブルから解放されて、ワイヤレスになったことで一気にユーザーの裾野が広がった印象です。

 放送では無線LANの進化については触れられていませんでしたが、この点も個人的には気になる側面だと思っています。この点については、別途書いてみることにします。

 インターネットそのものとは接点はないですが、番組でも取り上げられていたのがポケットベルです。これに関しては、それだけで記事が2~3本ほど書けそうなので、改めて書きます。少々お待ち下さい。

 話を戻して、ポケットベル(以下ポケベル)です。公衆電話に並んでポケベル向けにメッセージを打っていたというのは記憶にあります。docomoテレメッセージ系とではコードが違いますので、この点に関しては言及されてなかったですね。(番組としてはdocomo側だけ取り上げてましたね)

 私自身のポケベルの使い方ですが、メッセージを直接送信するよりも、自宅に引いた固定回線の留守電と連動させていました。当時はまだ携帯電話を所持していませんでしたので、留守電にメッセージが入ると、自動的にポケベルに自宅固定回線の電話番号が表示されるように設定していました。ポケベルに連絡が入ると、近くの公衆電話に行って留守電のメッセージを聞くというスタイルを取っていました。当時としては、モバイルっぽい使い方をしていました。

 他には携帯電話の進化についても語られていました。iモードの話も取り上げられていました。貧弱なリソースの小型端末でインターネットに疑似的に接続する形のiモードですが、光と影の話もありましたね。出来ればダークな部分ももっと話をしてほしかったです。

 この後にiPhoneの話もありましたね。iPhoneの登場がモバイルインターネット接続の形を変えたことと、当初日本であまり評価されていなかったことに言及していたのも興味深かったです。高機能・高性能化に走っていて、ユーザーが本当に必要としてることを読み切れていなかったことが国産ケータイ→スマホの大幅縮小・製造メーカーの大幅撤退ということに結びついたのでしょうね。

 SNSについても言及されていましたが、これについては明日以降書いてみることにします。まだまだ積み残したこともありますので、改めて書くことにします。