NW屋的新幹線通勤日記(3ヶ月限定名称)

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

「フェイクニュース」を見て考えさせられたこと

 こんばんは。ここしばらく記事のネタに事欠かなかったものですから、旬を逃してしまいました。<(_ _)>

 NHK総合で10月20日と10月27日に放送された「フェイクニュース」について少し書いてみることにします。カップうどんに青虫が入っていたことをSNSに書いたことにより、事態はあらぬ方向に展開して行き、多くの人の人生を狂わせるといったような話でした。(かなり端折ってますが。(^^;)

 ストーリーの説明が本筋ではありませんので、ここではこれ以上書きません。<(_ _)>

(詳しい内容を参照していただけるように、「フェイクニュース」の公式サイトURLを貼っておきます。)

www.nhk.or.jp

 2回の放送で私なりに気づいたことを書き出してみることにします。

  1. 脊髄反射的にSNSに書き込むのは拙くないか?
  2. ユーザーも自分の言葉に対する影響力の大きさを過小評価してないか?
  3. 新聞社(既存マスコミ全般)が上で、ネットメディアが下という価値観は×
  4. 裏付けもなく発信するリスクの大きさ
  5. ユーザー側の情報判断・取捨選択能力が問われている
  6. 複数のソースを参照する必要性
  7. 自衛のための手段はきちんと考えておく
  8. 「危ないから使わない」ではなく、「危ないことを理解した上で使う」

 メールとSNSの性質を理解した上での使い分けは重要

 まず、1.です。製菓会社のベテラン社員が自宅で食べたカップうどんに青虫が入っていました。そのことに腹を立て、慌てて麺をこぼしてしまいました。「画像を撮影してSNSにアップしよう」と考え、こぼした麺を一旦カップに戻しました。見た目が良くないということで、醤油を加えて撮影しました。これが後で問題になってきます。

 この画像と共に「青虫が入っている!」というつぶやきを投稿しました。これが拡散されて、大きな騒ぎへと発展しました。

 この場合、食品会社に電話なりメールなりで直接クレームを入れるべきで、SNSに投稿したのは拙かったです。1対1でやり取りする類の案件ですし、不特定多数に知らせることは二次的影響を考慮して、回避すべきだったのでしょうね。

 都合よく「誰も見てないだろう」と思うのは危険

 続いて2.ですが、「フォロワー数も少ないし、影響力も小さいから大丈夫だろう」とか、「鍵垢だから心配ない」とかいうような考えで安直に投稿してないでしょうか?

 火種になりそうなものがあったら、誰が投稿したかということは関係なく拡散され炎上します。以前、コンビニのアイスケースに入った様子を撮影して投稿後、炎上したり、バイト先の食洗器で身体を洗ってる様子を投稿して炎上したり…等々ありました。

 このドラマの例でも「カップ麺に青虫が入ってる!」という事象がセンセーショナルだったので、リツイートされまくりという事態に陥りました。こうなると、自分自身ではコントロール出来なくなります。投稿した時点で自分の手から離れてしまう「怪物」になってしまう怖さがあります。「影響力というのは、フォロワー数ではない」ということを認識しておかなかった事例とも言えますね。

 別にどちらが上とか下とかいうようなことはないです…

 3.ですが、新聞社が上でネットメディアが下というようなことを直接的にも間接的にも匂わす台詞が散見されました。前者は今までの積み上げがあるから、後者のような新興メディアを馬鹿にする面があるのでしょう。たぶん。

 これは歴史に関係なく、「ちゃんと正しいことを伝えているかどうか」に尽きるのではないでしょうか。

 裏付けは大事

 4.は取材をきちんと行っているかどうかという話になります。「ネットメディアだから、適当に記事をでっち上げてPV数を稼ぐことが大事」といったような台詞がありました。1.にも通じることですが、「こんなもんやろw」という思い込みで裏付けなく記事を書いてしまうと、これが間違っていた場合に大きな影響を与えてしまいます。

 「嘘を嘘と見抜く力」は大事

 5.と6.ですが、タイトル取り「フェイクニュース」が巷に溢れています。何が正しくて、何が間違っているかを自分の頭で判断しないといけません。テレビ・ラジオ・新聞だから正しいことを言っているとは限りません。逆にネットニュースだからガセだろうと決めてかかると本質を見失います。そのため、複数のソースから情報を得て、照らし合わせてみた上で判断する能力が必須になります。「○○が言ってるから正しい」というのは危険です。(いいように利用されかねませんし)

 自衛策大事!

 7.は自衛策ですね。「脊髄反射的にリツイートはしない」「投稿をアップロードする場合は勢いに任せず、一旦下書き保存しておいて、少し時間を空けた後に一度見直して問題がないかどうか確認の上で投稿する」「変に煽るような文章にしていないか?」「不用意に個人情報を晒すような書き込みや画像をアップロードしていないか」等を見直す必要がありそうです。

 思考停止しないこと

 8.は「危ないから禁止」では生活に支障を来します。包丁を使ったり、自動車に乗るのと同じように、安全に使うための術をきちんと身に着けておきましょう。正しくネットと付き合うことを心がければ大丈夫です。「適当に怖がりつつ付き合う」というスタンスが良さそうです。