NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

IBMがRedHat社を買収

 こんばんは。月曜日早朝に大きなニュースが飛び込んできました。気になった複数社の記事に目を通してみました。まずはITmeidaの記事からです。

www.itmedia.co.jp

 「ハイブリッドクラウドのトッププロバイダーになる」ということが書かれています。一般的にIBMというと、コンピューターメーカーを連想する方々が多いのではないでしょうか。オンプレミスだけでは厳しいということの表れでしょうか。

 もう少し詳しいことがengadget.comにあります。

japanese.engadget.com

 こちらはオープンソースコミュニティは維持するという風に書かれています。むしろ、積極的にサポートして行くような印象を受けました。無理に囲い込むようなことをすると、市場から大きく反発を喰らうのは目に見えてます。オープンソースコミュニティに貢献することで、企業イメージの向上と市場価値を高めることを狙っているのだろうと推察します。

  こちらには別の角度から書かれています。日本版cnet.comからです。

japan.cnet.com

 AmazonGoogleMicrosoftに対抗するためだという風に書かれています。AWSやAzureに対抗するためにRedHat社を買収したということなのでしょう。自社でゼロベースからサービス構築するよりは、ブランド力のある会社を買収するというのはスピード感重視で考えても十分理に適っていると考えられます。

 あとは、同業他社がRedHatLinuxを使うことに対してどのような対応をするのか、逆に同業他社側がRedHatLinuxを回避するようになるのかが気になります。下手に囲い込む形にすると、結果的に大きな利益を失うことになりそうです。これらの点をIBMが今後どのように対応して行くのかを見守って行きたいです。Microsoftが買収したGithubと同様の形になるのかどうか…。