NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

「裁量のない仕事」とは

こんばんは。どうも心身の「心」側の調子が思わしくないせいか、なかなかキーボードを打つ気力が出て来ません。季節の変わり目ということもあるのかもしれませんが。

 関連する話になるかもしれませんが、「残業よりも裁量のない仕事が人を壊す」みたいな内容のツイートを目にしました。自分に判断させる余地を奪うと、気力喪失から簡単に崩壊へとつながってしまうようです。

 よく言われる「残業が多過ぎて過労で倒れる倒れる・精神的に病む」という話ですが、これは労働の「量」に焦点が当たっていて、「質」には注目されていないと言えます。

 ここで言う「質」とは、上述の「裁量」になります。これが全くないというのは、自分でペース配分も手順の検討も出来ない状況に置かれることになります。人間として扱われず、マシンと化すことを強要されます。例えば、マラソンで誰かがこいでいる自転車の荷台に結ばれた紐の端をお腹に括り付けられて走らされる状況を想像してみて下さい。仮に最初は順調に走れたとしても、途中で自転車の速度について行けなくてなったとしたら…。もし、自転車が止まらずに走りつづけたとしたら…。

 この例だと、物理面で見たらとんでもないことをしています。「裁量のない仕事」は目に見えない分、心に激しく鞭を振るい、鋭利な刃物を突きつけてきます。

 無理に走り続ける必要はなく、ヤバいと思ったら、すぐさま立ち止まって紐を解いてリタイアして下さい。自分のペースで走れなくなるというのは本当に危険なことだと思います。

 上述のツイートを見て、いろいろ考えてしまった次第です。