NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

「災害時にはラジオ」ということでコミュニティFM局のお話を

 こんばんは。北海道胆振東部地震の影響で道内全体で大規模停電が起きていましたが、復旧も進みつつあるようです。近畿地方では台風21号の影響による停電が続いている地域があります。

 SNSやブログ上で「スマホのバッテリー温存のために携帯用ラジオがたいへん役に立った」という声が多かったです。その中で、コミュニティFMに関して役立ったという話も散見されました。

 広域AM局・県域AM局・県域FM局もありますが、対象エリアが広いです

 北海道の場合、AM局であるHBCSTVの放送がたいへん役立ったという話が多かったです。(NHKR1や民放FM2局も同様にたいへん役立ったという声もありました)

 近畿地方の場合は、在阪民放AM3局にNHKR1があります。これらは近畿全域を扱うので、各県ごとの情報となると、どうしても少なくなるのは否めません。(在阪FM局は京阪神+αな印象です)

 京都や神戸や和歌山には府域・県域AM局があります。他に京都・神戸・大津には県域FM局があります。それでも府県単位なので、府県内各市町村の詳細な情報までは提供しづらい面もあります。(時間的制約もありますし)

 となると、本当に必要な地域密着情報を得るのは厳しい場合があります。

 そこでコミュニティFMがという話に

 基礎自治体である市区町村レベルでの情報ということになると、上記の放送媒体では扱えないことも多いです。そこで注目されるのがコミュニティFMになります。送信所が設置されている市区町村内(の一部)をサービスエリアに想定しているケースが多いようです。以下は全国コミュニティFM局一覧です。Wikipediaの記事です。

コミュニティ放送局一覧 - Wikipedia

 全国全ての地方自治体に設置されているわけではないようです。同一自治体内の有線放送の代わりとしての役目もあるかもしれません。多くの局は出力20Wになっています。送信所から離れると、小型ラジオのロッドアンテナやイヤホンアンテナでは受信が厳しい場合があります。自宅近くのコミュニティFM局の周波数を確認して、受信可能かどうかを確認し、受信可能な場合はプリセットしておくといいです。

 こちらは全ての局を網羅しているわけではありませんが、日本コミュニティ放送協会のWebサイトもあります。

www.jcba.jp

 余談になりますが、インターネット経由で聴取出来るようになっている局もあります。スマホアプリから聴ける局もありますし、Webブラウザ上で聴くことが出来る局もあります。お近くの局のWebサイトを御確認下さい。

 スマホの中にはFMチューナーを内蔵している機種もありますので、そちらから受信する方法もあります。一度お近くの局を聴いてみられることをおすすめします。

(参考:サイマルラジオ)

SimulRadio - Wikipedia