NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

どうしてもサマータイムを導入したい人々(政治家?)の理論が破綻している件

 こんばんは。今回も引き続きサマータイム導入に関するネタを書いてみます。今回は反対論者の記事になります。毎日新聞の記事からです。

mainichi.jp

 「暑いからという理由なら、マラソン開始時間を2時間前倒しにするだけでいいんでないの?」という主張に適切な反論も出来ていません。他に「UTC基準での開始時刻が決まっているんだったら、サマータイムを導入して、時間をずらす意味はないんじゃないの?」という反論にも的確な反論がなされていませんね。

 一番問題になっている「時刻をいじることで、空白の時間が出来る+二重になる時間がある」「1日が22時間or26時間になる日がある」「これらの問題で金融・鉄道・医療などのインフラに大きな影響が及ぶことになる」これらの疑念に正面から答えている賛成論者を見かけません。

 最大の問題は「早い時刻から活動するので省エネになる」という主張を賛成論者がしてくる点でしょうか。実際省エネにならないという試算も出てますし、エアコンを動かしている時間に関しては変わらないですからねぇ。

 そう言えば、テレ朝の番組で一般人にインタビューして、21/30の賛成意見を集めたというネタがツイートされてました。この場合も「起床時間が前倒しになるから嫌」とか、「旦那が早く帰ってくるから賛成」とかいうような意見しか出てきていなかったようです。意図的に回答を誘導するような質問だったかもしれません。メリット&デメリットを事前にきちんと説明してからのインタビューをすべきでしょうね。

 それにしても、IT系でない世間一般の方々の認識はそんなものなのか…と、少々悲しくなりました。実際に事故が起きてみないと分からないというのが正直なところなんでしょうね。悲しいかな、自分に被害が降りかかって来ない限り気づかないという…。