公衆無線LANの危険性が意外と認知されてない?(2)
こんばんは。公衆無線LANの危険性について具体的に調査した結果のニュースがありました。NHKの記事からです。
NHKのお膝元である渋谷をはじめとして、新宿・六本木・秋葉原で調査したそうです。調査したAP1700台のうち、14%程度が無線区間の暗号化がなされていない状態だったそうです。スマホやタブレットを使ってるユーザーがどれだけ意識しているかは不明ですが、少なくともWi-Fiは自宅外で使う場合はオフにしておく方がいいと思います。うっかり野良無線LANを掴んでしまわないためにも。
「ギガ消費したくないから」とかいうような話も耳にしますが、キャリアが提供している公衆無線LANではなく、FreeWi-Fiを掴むということがどういう意味を持つのかということはちゃんと伝える必要があるでしょうね。「無料」というキーワードの前にセキュリティだとか、個人情報だとかという意識が全てぶっ飛んでしまうんでしょうか。
どうしても公衆無線LANを使いたい・使わざるを得ない状況にあるのであれば、VPNアプリをインストールすることを推奨したいのですが、ここでも「余分に金が掛かるのは嫌!無料アプリでいいじゃん!」という風に主張する方もおられます。よく考えないといけないのは、「無料であることにはそれなりの理由がある」ということです。そこはケチる部分ではないということはしっかり伝えて行かないと拙いでしょうね。
「外国人観光客向けにWi-Fi整備を」という声も耳にしますが、費用対効果的見地からはデータ通信専用格安SIMの販路拡充の方がいいようにも思います。(以前、SoftBankの孫氏がそのような発言をされてましたね)
他にWPA2で暗号化されていても、事前共有鍵を公開してしまっていてはあまり意味がないということも提供者側に浸透させないといけないお話でもありますね。
と、偽APの問題ももっと認識されるべきなんでしょうけど、そのへんを意識せずに使っているユーザーも多そうですね。
「タダより高いものはない!」という言葉を今一度意識しておく必要がありそうですね。