IIJがフルMVNOになるそうだがどういうメリットが?
こんばんは。IIJがフルMVNOになるというニュースがありました。こちらはITmediaの記事からです。
少し前にさくらインターネットもフルMVNOになったという報道がありました。こちらはIoT向けのサービスを安価にリリースするという目的が強かったようです。こちらの記事を見ていても、IoT分野に展開して行くにはフルMVNOになるメリットは大きいようですね。従来のMVNOだと、SIMを発行した時点で回線使用料がかかるという問題がありますので、コスト負担も馬鹿になりません。
「使うときだけONにして、使わないときはOFFに出来る」ということで、オフシーズンが長い用途だと効果があるようですね。特にIoT分野では。この記事にもあるように、水田にIoT機器を設置する場合だと、秋~冬は全く使わないですからOFFに出来るMVNOとそうでないMVNOとではコストが大幅に変わってきますよね。
このメリットを別の形で活かすのに、病院内ネットワーク保守を実施する際に現地に足を運ぶことなく、作業時のみリモートから有効化して作業することが可能になるという点は大きそうです。リモートメンテナンス用途のISDN回線の置き換え候補につながってきそうですね。
音声通話ユーザを取り込むのには限界がありますから、主戦場をIoTに移すというのは戦略としてありだろうと考えられます。そのあたりも含めたフルMVNO化だったんでしょうね。
この記事の中にあるeSIMの話が取り上げられています。これはもしかすると、Apple WatchがIIJmioで使える可能性が出て来るのか?と、ちょっと期待してしまいます。(^^;
他に国際ローミングも可能になるという点もあるようですね。今後どういう形で個人向けサービスが展開されるのか楽しみではあります。