病院向けサイバー保険商品をリリース
こんばんは。医療関係ネタで気になったネタがありましたので、今回取り上げてみます。医療機関向けサイバー保険だそうです。ニュースイッチの記事からです。
小規模診療所から大規模病院まで加入対象になるようです。今までサイバー保険と称する商品は聞いたことはありましたが、医療機関限定というのは初めてでした。それだけ需要があると踏んだのでしょうか。
確かに事故を起こしたら、センシティブな情報を扱う組織だけに、患者さんへの影響もそうですが、医療機関としてのダメージも計り知れないものになることが容易に想像がつきます。
ただ、今までの一般的な印象ですが、医療機関にはITのプロが存在しないケースが多いように見受けられました。なので、正直どうしていいか分からず、不安を抱えながら運用している医療機関も少なくなかったのではないでしょうか。特に個人経営の診療所にはその傾向が強いのではないかと推察します。
そのような市場に斬り込んで行こうとするのですから、正直「思い切ったことをするなぁ」と思いました。サイバー攻撃だけでなく、情報流出に対しても保険が適用されるということのようです。
しかし、ここまで補償対象となると、院内ネットワークや情報セキュリティに関してもコミットしないと危険ですね。損保ジャパンが外部企業と連携してインシデント時の対応もカバーすると記事にあります。
なので、単に保険だけ加入ということではなく、セキュリティ対策や日常の運用等に関してもパッケージになる形での提供なのかなと受け取れました。
となると、電子カルテに関しても深くコミットして来そうですね。電子カルテベンダが保険商品もパッケージで見積もりを出してくる可能性もあるのかな？などとふと考えました。今後の展開に注目でしょうか。
