【今週のお題に乗ってみました】社会人大学院受験の遠い記憶
今週のお題「受験」
今回はお題に乗っかってみました。「受験」の思い出を教えてというお題です。この時期だとセンター試験の話になるんでしょうが、私の頃は共通一次試験でした。(^^;
大学受験ネタは多くの方々が書くでしょうから、競争率高そうなのでやめときます。直近ではシステム監査だし、これだとお題に乗った意味はあまりなさそうなので、別のネタにします。
…と言いつつ、「何か他にあるのか?」と考えてみました。ありました、ありました。社会人大学院受験ネタが。これなら絶対数も少ないので、希少価値がありそうです。と、今後社会人大学院を受験される方々の参考になればと思いまして。(下手に詳しく書くと身バレしそうですがw)
私自身が社会人大学院に進学しようと思ったのは、学部時代(理系学部非情報系)でしたが、気づいたら仕事が情報系メインになってました。独学に限界を感じていたところに、たまたま某国立大学の先生とお話をする機会があり、困ってる現状を相談したところ、「うちの大学では社会人大学院生を受け入れているので、受験してみないか?」とお声をかけていただきました。もう十数年前のお話ですが。
で、そこから手探りの受験勉強(!?)が始まりました。周囲に社会人大学院進学経験者もいないので、本当にどうしていいか分からず、試行錯誤が始まりました。大学進学のように情報はなく、仕事しながら&外部生のハンデを背負いながらの受験生活でした。
しかし、大学受験と大学院受験とは様相が大きく異なります。入試という意味では一緒ですが、まず母数が異なります。各学部・学科毎の受験者数と、各研究科・専攻の受験者数は数十分の一ぐらいの差があります。受験対策ですが、前者には市販の「赤本」がありますが、後者には市販の問題集は存在しません。合格後に所属予定の研究室に事前訪問を行います。研究室で過去問をもらうことになります。ストレートで学部から院に上がってくる場合は、先輩からもらったりするわけですが、外部からだといろいろ苦労しますよね。これは大学院にもよりますが、社会人向け入試説明会があると、その席で入手出来たりということもあるようです。
私も御多分に漏れず、事前に聞いていたように、研究室訪問と過去問対策を行いました。専門科目だけでなく、英語もあったのですが、社会人には辞書持ち込みを許可されているので、まだなんとかなるとは思いつつも、英語についても過去問を解いてみました。しかし、しばらく受験生活からは離れていたので、なかなか思うようには行きません。仕事が終わってから、カフェで勉強するという日々を過ごしました。
試験当日、学科(専門+英語+小論文)試験と面接がありました。専門科目は無事クリア出来ました。小論文も持ってる知識を総動員して、なんとか書き上げました。懸案の英語もどうにか辞書のおかげでクリア出来ました。
面接も事前に研究室訪問していましたし、こちら側の現状と研究したい内容を伝えていました。面接官は指導教員と副指導教員になる予定の先生方ですから、あまり緊張せずに受け答えすることが出来ました。
数日後、合格通知をいただきました。大学入試と違って競争率自体は高くありませんでした。大学入試が「落とすための入試」であるのに対し、大学院の場合は「受け入れるための入試」だなと感じました。大学院は研究目的ですから、明確な研究の意志を持つ受験生に来てほしい。そういうことを感じた社会人大学院受験でした。