こんばんは。昨日(日付が変わりましたので)、NHK受信料に関する最高裁での判決が出ましたね。受信料契約に関しては合憲だという判決でしたね。
この裁判に関して、いろいろ気になる点があります。今回の裁判長(長官)である寺田逸郎氏が69歳で、来月退官になるということも取りざたされています。「次回衆院選と同時に行われる国民審査には引っかからないな…。」と思っていました。合憲判断が「?」とは思ったのですが、「契約申込時点で契約は成立しない。契約成立させる場合は、裁判で勝訴してね♪」ということらしいです。この点は評価出来る点ではあります。
これらの点は引き続きウォッチして行こうと思っていますが、個人的には「ワンセグ受信料問題と、スクランブル化の導入議論は深まるのか?」の2点が気になります。
前者は確かさいたま地裁でNHK側の主張が退けられた記憶があります。「NHK側は受信料の設定をどのように考えているのか?」という点に興味があります。ワンセグもフルセグ同様の受信料を徴収する気でしょうか???
データ量的には、ワンセグだとフルセグの1/12ですから、1/12に設定するのでしょうか?まさか同額ってことはないですよね???画質の良し悪しを無視した設定にしたりはしませんよね?
昔、カラーと白黒で受信料を分けてましたから、同様の配慮はあると見ています。もし、同額だとしたら「同じサービスでも12倍請求されても文句は言わない」という風に解釈されても文句は言えませんよねぇ…。
このへんはラジオ受信料廃止の経緯に倣って考えるのが良さそうです。ラジオ放送が始まった頃は、ラジオも自宅や職場等に「設置」だったわけですが、トランジスタラジオの出現によって、「携帯」という概念が登場し、「設置」を強弁することに無理が出てきました。テレビの普及によって、ラジオの立場も相対的に弱くなってきました。そこで、ラジオ単体の受信料は取らない方向に収束して行きました。(テレビ受信料に内包される形になりました)
ワンセグも「設置」という概念には無理がありますし、テレビ単体ではなく、スマホやガラケーの一機能になってしまっていますから、オマケ扱いになっています。それに、テレビを見ない人も増えてきました。機能が取り外せませんから不条理だという声もあるようです。それにiPhoneだとワンセグチューナーはついてませんしね。(^^;
ネット配信導入で、PCやスマホ・タブレットを持っているというだけで受信料を徴収しようという動きもありますが、「じゃあ、それなら海外で見ているユーザからも徴収して来いよ!紛争地域でも関係なく徴収して来いよ!」とか、いろいろ言いたくなりますね。(^^;
もう少し様子を見てみようと思います。