NW屋的新幹線通勤日記(3ヶ月限定名称)

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

電子カルテベンダが「システムに合わせた病院」を作れば解決するんじゃないか?

 こんばんは。今日は医療情報技師検定試験の合格発表があったようですね。Twitterでのフォロワーさんも1名合格されたという報告をいただきました。(^o^)/  医療情報技師関連については、後日書いてみたいと思います。

 今回は昨日書きましたように、旭川医大ネタの続きを書いてみたいと思います。

 「病院ごとに業務フローが違うのでパッケージのまま使えない」という主張

 よく耳にするお話です。ここの病院の事情があるのは十分理解出来ます。が、業務にシステムを合わせるとなると、カスタマイズが発生して独自仕様になります。このへんは他業種も一緒ですね。で、そのカスタマイズに引っ張られて、余分なコストが発生し、最悪ベンダロックインが起きることも考えられます。

 以前書いた「ベンダ側に医療のプロがいない」「医療機関側にITのプロがいない」という不幸な状態でのシステム導入が行われるケースが多いです。医療機関特有の問題かもしれませんが、「発注側(医師)の力が極端に強い」ということも大きく影響していそうです。

 「システムに業務を合わせれば?」とは行かない深い闇

 このへんは医師のプライドもあるのかもしれません。上述の話にも関係してきそうです。「自分たちのやり方があるので、おいそれとシステムに合わせて業務を変えるわけには行かない」ということもあるのでしょう。と、下手に変えようとすると、業務が大混乱という可能性も十分あろうかと推察します。このへんは政治的要素もあるのだろうなと邪推します。

 「システムに業務を合わせた病院をゼロから作ればいいんじゃない?」という発想

 今まであるものを簡単にはいじれないというのは理解出来ます。ならば、標準的電子カルテパッケージに合わせた病院をゼロから作ればいいんじゃないかという逆転の発想があっても良いのではないでしょうか。

 NTT東西には病院を持っています。NTT西日本はNTT西日本大阪病院を持っていますし、NTT東日本は関東病院や札幌病院を持っています。確か自社電子カルテシステムを導入しているケースがあるとも聞いたことがあります。(詳しく調べておきます)

 しかし、電子カルテシステムを開発してから病院を作ったわけではないので、自社グループとはいえ、多少なりともカスタマイズしているんだろうと推測しています。

 なので、いっそのこと電子カルテベンダが自社開発電子カルテシステムに合わせた病院を作ってしまえばいいんじゃないかと思った次第です。既存の仕組みに当てはめようとするから、いろいろ無理が生じるんだろうなと思います。そうすることで、SEと医師がゼロベースで「使いやすい電子カルテを一緒に作る」という機運が高まってくるような気がします。そうすることでいろいろ問題点も見えてきそうですし、カスタマイズを如何にして減らせるかという課題もクリア出来るのではないでしょうか。

 ゼロから作るのが厳しければ、病院を買い取って「システムに合わせた業務」を構築出来る環境を作るのもアリではないでしょうか。ベンダと医療機関の深い溝を埋めるための違った角度からのアプローチになりはしないでしょうか。