NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

電子カルテ発注側と受注側それぞれの問題点(序章)

 こんばんは。昨日、旭川医大での電子カルテシステム更新に関する発注側と受注側での追加要望についてのトラブルで裁判沙汰になり、札幌高裁での二審判決に関連して少し記事を書きました。こちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 システム導入時には業界問わず、大なり小なり追加要望でもめることはあるかと思います。どの業界でも共通しているかもしれませんが、後出ししてきた追加要望に対して、「これぐらいパソコンでちゃちゃっと出来るでしょ?」的に安直に考えて依頼してくるケースが後を絶たないようです。しかも「無料で」とか言い出して。人件費だってタダではないですし、開発コストもそれなりにかかります。自分の関係している業界以外のことを軽く考える傾向にあるからでしょうか。こんなことを平気で言ってしまうのは。逆の立場で考えてみて下さい。「医師なんだから、こんな病気ぐらいちゃちゃっと治して下さい!」と言われたらムカッときますよね。なんでしょうね。この感じ。相手に対するリスペクトのない国なんでしょうかね。日本って。

 それはさておき、今回の一件で「発注側にも責任がある」ということが明確になったことは判決の意味合いは大きいと思います。

 この点についてもう少し掘り下げてみますので、明日以降に続きを書いてみたいと思います。少々お待ち下さい。いろいろ思うことがありまして。