無許可RT騒動に思うネット上の「マナー(!?)」の変化(前編)
こんばんは。今日の記事だけで書ききれない可能性がありますので、続きは明日になるかもしれません。その点御容赦下さい。
さて、昨日書いた「炎上した無許可RT禁止論」の続きになります。
karasuma-kitaoji.hatenablog.com
インターネット黎明期からあるネットニュースまで遡ることになります。1994年当時の話になりますが、この時点では研究機関や大学の構成員に限られていたこともあり、ユーザはほぼ均一層だったとWikipediaにあります。翌年、Windows95のリリースでインターネットが一般層に普及してきたことによって、今までとは異なるユーザ層が流入してきました。ここで従来からのユーザとの軋轢を引き起こすことになります。特にfjでパソコン通信の流儀をそのまま持ち込んできたユーザが従来の「しきたり」とぶつかることが多かったようです。今までは価値観を共有出来たのですが、全く異なったバックグラウンドを持ったユーザが「自分たちのルール」を疑問も持たずに別のコミュニティに入り込んで来ました。新規ユーザ側の方が多かったこともあるのかもしれませんが、「既存のルールがどうなっているのか?」というところに関して意識することすらなかったのでしょう。受け入れる側も「向こう側のルールはどうなんだろう?」と思うことなく衝突してしまったのだろうと推測します。
母数が大きくなれば、想定の斜め上を行くユーザが流入してくることは十分予測がつきます。譲れるところと譲れないところ・変えた方がいいところと絶対変えてはいけない根幹の部分の選別をする必要があるのではないでしょうか。
ここではfjの話でしたが、もう少し最近の話も取り上げてみたいと思いますので、明日に続きます。
<つづく>