Instagramをイベントに取り込んでいる事例を考える
こんばんは。昨日は観光地にある飲食店でのInstagramアカウント活用について書きました。最近は観光地に限らず、店のInstagramアカウントをアピールするケースが増えてきました。我が家の近所の美容室も店としてのアカウントを取得して、カットスタイルの画像をアップしてプロモーションに利用しています。
最近の傾向として、InstragramとLINE@推しな傾向が見られます。一時期ほどFacebookアカウントをアピールしなくなったような印象があります。若年層から敬遠されていることも影響しているのでしょうか。で、その若年層に最も使われているInstagramに力を入れているといったところでしょうか。(個人的にはTwitterがあまり前に出て来ないのが少々寂しくもあるのですがw)
で、ここから本題に移ります。昨日、神戸にある須磨海浜水族園に行ってきました。開園60周年ということもあり、夏休み中は連日22時まで開園したり、他にも様々なイベントを打っています。
その中の1つにInstagramを使った企画があります。こちらです。
Instagramを使ったキャンペーンとして、水族園公式アカウントをフォローして、お題に沿った撮影画像を指定ハッシュタグをつけてアップするという代物です。で、投稿者の中からグランプリを決定し、当選者にダイレクトメッセージが届くということになっています。
キャンペーン自体は第三弾まで実施されていて、HPに出ているのががこれに該当します。残念なことに今月13日で終了しています。
若年層、特に女子ウケしているInstagramを上手にイベントに取り込んで、プロモーションと連動させているなと感心しました。公営機関が実施しているから、余計にそのように思ったこともあります。これがアナログ時代だったら、手間やコストやタイムラグなどの様々な障壁があるので、やりたいと思っても出来なかったことだろうというのは容易に想像がつきます。SNSで画像を共有したいという心理を上手に利用していますし、経費も比較的抑えられたのではないかと思います。ネット上で取り上げられて話題になることを期待した向きもありそうです。
そう言えば、今年は浴衣を着てきたら割引というようなお知らせはなかったようです。割引による減収おデメリットの方が大きかったのでしょうか。Instragramと水族園。撮影対象として「おいしい」素材がいっぱい存在するわけですから、これを利用しない手はないのだろうと考えるのは納得行きます。この企画にゴーサインを出した責任者もSNSに対する理解があって、宣伝効果もあって、費用対効果も十分期待出来るという風に判断出来たのだろうと思われます。
自分たちの持っている「コンテンツ」と、SNSを上手に組み合わせることで集客につなげることが出来る事例なのかなと、夜の水族館で考えた次第でした。