NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

50代SEに未来はあるのかないのか?

 こんばんは。ここ数日ITproからのネタが続いていますが、単なる偶然です。(^^;

 今朝、TwitterのTLで流れてきたのが以下の記事です。当事者なので、つい気になって読み込んでしまいました。

itpro.nikkeibp.co.jp

 タイトルだけ見ると、「20代と30代が少ないから、年喰ってるけど人がいないから50代でもいいから使っとけ」というようなネガティブな記事かと思いきや、そうでもありませんでした。

 今までは「リーダーより年上だと使いにくい」とか、「年喰ってたら、頭も身体も動かないから使えない」とか、様々な理由をつけて門前払いしてきました。「安く使えるし使いやすいから、とにかく若い方がいい」という風潮でしたね。

 しかし、この記事にもありますように、20代従事者が激減しています。3Kと言われるように、IT業界の悪評が知れ渡ってしまっていますから、新卒の方々は避けるようになったということですよね。

 おまけに給料が安いということが知れ渡ってますし、日本自体が魅力のない国だと映ってしまっていますので、海外から呼ぶということも厳しくなっています。

 さて、そうなると50代しかないということになるのでしょうか。このような状況ですから、自ずと売り手市場になりますよね。ここで一括りに「50代」としてしまうことに問題があろうかと思います。50代の中でも高い専門性や高度なスキルを持ち合わせていれば、十分渡って行けるということでもあるかと思います。対外的に十分評価に値するスキルを所持していて、職場で冷遇されている状況に置かれているのであれば、転職するのもアリな状況になってきているかもしれません。

 この記事には書かれていませんが、キャリアパスとしてスペシャリストを貫き通すという選択肢もあるのかもしれません。ある程度の年齢になったら、現場を離れて管理職になるしかないという単線のキャリアパスしかありませんでした。皆が皆管理職適性があるわけではありません。それまでエンジニアとしてバリバリ働いていたのが、管理職になった途端に急激にダメ人材扱いされてしまうことがあります。これもミスマッチによる悲劇ですが、こういうことも解消される方向に向かうのでしょうか。

 50代SEにもワンチャンあるということでしょうか。それよりも何よりも、全体的な処遇の向上は待ったなしだと思います。ファーウェイやマイクロソフトの初任給の事例もそうですが、「給料は多いに越したことはない」「『やりがい搾取』はもう御免」ということなのでしょうね。