大阪市のプログラミング教育推進に関する協力事業者募集があまりにも酷い件
こんばんは。大阪市のプログラミング教育推進に関する協力事業者募集が目に余るほど酷いということで激しく炎上してますね。
大阪市のページはこちらです。
大阪市:平成29年度小学校段階からのプログラミング教育の推進に当たり協力事業者を募集します。 (…>教育委員会事務局>入札・契約のお知らせ)
「費用は全て業者持ちで、何かあったら損害賠償請求はしっかりしますよ」という内容ですね。これで手を上げる事業者がいるんでしょうか?全て持ち出しで一体何のメリットがあるんでしょうか???
詳しい記事はこちらです。J-CASTニュースです。
「複数の事業者に事前に当たったところ、『無償は如何なものか』と言われた。」とのことですが、当然ではないでしょうか。まさか、ただでソフトウェアが出来るとでも思っているのでしょうか?それにかかる人件費や機材等のコストは無視なんでしょうか?
ここで大阪市担当者の言い分ですが、「特定の業者との結びつきをなくし、公平性を担保するためにも『無償』という形をとった。」とのことです。公平性を担保するなら、入札でいいのではないでしょうか?無償にこだわる理由がさっぱり分かりません。
しかも、「無償という条件を変えるつもりは全くない」とのことです。どうしてもただ働きさせたいということなのでしょうか。「本格始動した際に、無償で受けた事業者を優遇するとかいうことがあるんじゃないか?」と勘ぐられてもおかしくない案件ですよね…。
こちらは弁護士ドットコムの記事です。
大阪市プログラミング教育「無償協力者」募集、市教委「ブラック労働」ではないと釈明 - 弁護士ドットコム
「ブラック労働になってたいへんな問題になる」とか、「被害者が出てからでは遅い」という意見に対して、「そうならない内容だ」と担当者は語っていますが、「そうならない理由と根拠」については一切言及されていません。一体どうすれば「そうならない」のでしょうか?無償労働+損害賠償責任まで背負わせておいて、そうならない理由がさっぱり分かりません。どう考えても官製ブラック労働市場だと思いますが…。
と、最後にtogetterまとめがこちらです。非難囂々ですね。(^^;;
さて、この案件の落としどころはどうなるんでしょうか???