NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

時計の価値基準って何?

 こんばんは。先日WBSで女性用高級腕時計の売り上げが伸びているというレポートがありました。「働く女性のステータスになりつつある」とのことのようです。

 私が中学生ぐらいの頃は「腕時計=高価な贅沢品」みたいな印象があって、おいそれと手が出せる代物ではなかった記憶があります。で、高校入学時に入学祝いとして腕時計を買って貰ったことを憶えています。

 これは1980年代に入った頃のお話ですから、現在とは事情が大きく異なります。まだデジタル時計がさほど浸透していなかった時代のお話ですから、時計自体も全体的に高価でした。

 現在ではいろいろな機器に時計機能が組み込まれています。パソコンやHDDレコーダーや炊飯器やMP3プレーヤーやポケットラジオや携帯電話等々…。あらゆる機器に組み込まれていると言っても過言ではありません。

 なので、腕時計は必要ないと考えている方々も少なくないようです。スマホで時刻を確認するというケースも多いですよね。それにスマホタブレットを含めた携帯電話全般だと正確な時刻を得られるようになっていますので、調整が不要だという点も大きい顔しれません。

 安価な時計でも正確な時刻を得られるとなると、高級時計の存在意義はどこにあるのかという話になってきます。装飾品としての価値という風になるのでしょうね。きっと。「時計とは正確であってなんぼ」という価値観と、「宝石のようなアクセサリーとしての価値」という全く別の価値観によって判断されることになります。

 どっちがいい悪いということを議論する気はありません。ただ、時代と共に時計(機能)のあり方が変わってきているように思います。

 昔と違って、現代では様々な機器に組み込まれることが増えてきたと書きましたが、単に「時刻を知る」というだけではなく、タイマー機能を実現させるための時計(機能)でもありますし、携帯電話の場合は通話履歴を記録するために必要な機能という位置づけです。時計そのものがメインではなく、「様々な機器が拡張機能を実現させるための機能を実現させるための時計(機能)」だといったところでしょうか。

 ある意味「主役の座を降りた」ことになりますね。このへんはテレビも一緒ですね。ワンセグの登場でテレビの位置づけが大きく変わりましたね。(おまけに受信料に関してもw)

 もう少し書きたいことがありますが、続きは後日。<(_ _)>