NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験のIT系企業と非IT系企業の合格率の違いについての考察

 こんばんは。昨日基本情報技術者試験(以下FE)と情報セキュリティマネジメント試験(以下SG)の合格発表を受けて、もう少しIPAの発表用資料を眺めてみました。

 昨日は社会人と学生の比較をしてみましたが、SGに関しては学生は不利ですよね。問題文にしても、学生だとどうしてもピンと来ないという不利な面はあるかと思います。IT系企業の受験者数が非IT系企業より少ないのは、もしかすると当日受験出来ない環境だったり、途中で呼び出されて退場とか、不可抗力によるものも大きそうです。

 IT系企業全体の社員数と非IT系企業の社員数の母集団としての絶対数の違いもありそうですが、このへんがどうなのかは不明ですね。FEもSGもIT系企業よりも非IT系企業の方が合格率が高いというのは一体どういうことなんだろうか?と思いましたが、きっと社内SEさんが非IT系企業では多く受験されているんだろうなと推測しました。

 もしかすると、年齢的なものも関係しているかもしれません。新卒で非情報系分野出身の受験生がIT系企業に多く、まだ研修開けの身でそこまで知識が身についていないというようなこともあるんじゃないかと推測してみました。(ちょっと苦しい?)

 他に考えられることとしては、IT系企業受験生は午後問題には強いけど、午前問題で取りこぼすというような傾向は考えられないでしょうか?応用や高度試験で聞く話ですが、「午後は出来るんだけど、午前問題が鬼門だ」というようなケースが少なからずあるようです。午前問題対策をおろそかにしている傾向がIT系企業受験生にはあるのかも?と思いました。

 ここで企業以外の受験生についての情報はありませんでしたが、このへんも少々気になります。具体的には自営業や公務員・独法関係、小中高校などの学校関係、大学関係、医療機関、弁護士事務所などは含まれないんだろうかという気はしてきています。

 このへんはIPA発表の詳細資料に目を通せばいいのかもしれませんね。母数が少ないと単純に比較出来ないのがもどかしいですが。(^^;;