NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

一般ユーザの方々には案外ピンときてないDNSの障害

 こんばんは。昨日IT系ではない方々と「Twitterがアクセスしづらいことがあって、サーバがダウンしてたのかな?と思った」というような話をしてました。

 これのことを指していると思われます。

itpro.nikkeibp.co.jp

 IT系ではない方々にとっては、webサーバそのもののダウンがサーバへアクセス出来ないという風に捉える傾向があるようです。DNSサーバの存在は知っていても、DNSサーバが攻撃を受けることによってサービスに接続出来なくなるというところに結びつかないようです。

 「DNSサーバとは、ホスト名とIPアドレスの紐付けを行っていて、問い合わせがあったらIPアドレスやホスト名を返す。」ということは理解していても、いざDNSサーバが障害に遭ったらサービスが使えないということを説明するのに、「人が理解しやすいようにホスト名(twitter.com)で定義するのに対して、コンピュータではIPアドレスベースで理解する。なので、その仲立ちをするDNSサーバがサービス停止してしまうと、コンピュータはIPアドレスが分からないので、サービスが使えないということが起こります。」といったような説明をしました。

 DNSというのは直接表舞台には現れませんが、いざサービスが提供出来ないとwebサービスやメール送受信が出来なくなるということを理解してもらえるきっかけにはなったんだろうなとは思いました。

 ただ、どうすればもっと分かりやすく説明すればいいのかはもう少し考えないといけないなと思いました。DNSは一般ユーザがあまり意識することのない部分で動いているだけに、そのへんをどう伝えるかの工夫は必要だなと感じました。

 このあたりは基本情報やITパスポートでも関係する分野でもあるので、上手く教えるコツみたいなところを身につけないとと考える昨今です。(^^;;