さて、今日のネタですが、飲食店とSNSの関係・利用状況あたりについて書いてみようかよ思います。SNSと聞いて咄嗟に浮かぶのがfacebookやTwitter、そしてLINEあたりが定番どころだろうと思います。もちろんこれらも活用されていますが、ぐるなびや食べログも飲食店では幅を利かせているように思います。店の前に「食べログ掲載店」とか、「ぐるなび掲載店」などと書かれたステッカーを貼っているケースをよく目にします。(他にdocomoWi-Fiとか、au Wi-Fiとか、SoftBank Wi-Fiとかのステッカーも見かけますが、ここでは置いておきます。)
食べログで書かれた評価を店側も気にするようですし、ぐるなび掲載店のページでは、クーポンを付けたり割引のメリットを謳うケースが多いです。(当然ですが) とにかく検索してもらって自分の店に来てもらわないといけません。何かお客さんにもたらすメリットを訴えないといけません。ただ、ぐるなびや食べログの枠組みの中で如何に上手にプロモーションするかという難しさがあるように思います。そういう事情を好まない店がfacebookや自前ブログを活用する印象があります。facebookが目立つのは顧客が実名で登録していて、付帯情報も公開しているので、よりリーチしやすいと考えているんじゃないだろうかと睨んでいます。(よく明日を運ぶ店ではfacebook+独自ブログという組み合わせがなぜか多いです。(^^;; )
自前ブログを開設している店は独自ドメインを取得しているケースの方が多い印象があります。ドメインはインターネット上での屋号だとも言えます。店の看板でもあるわけですから、店名を印象付けて次も来てもらうように誘導するのは当然かと思います。有名どころのブログサイトに登録して公開しているケースも少なくないですが、「まずはブログを運営している」という事実を優先してアピールしたい方々が多いのでしょう。もちろん、どちらがいい悪いということではなく、両者共一長一短がありますから、店長の考え方次第ではないかと思います。
また、逆に全くSNSに手を出していない店も当然ながら存在します。店長の年齢にも関係するのでしょうが、50代以上だと少ないようです。(経験的観測値) 行きつけの店のマスターに聞いてみたことがあります。「SNSに手を出さないんですか?」と。マスター曰く「更新がたいへん」とか、「自分はアナログ人間だから」とか、「割引を謳わないと若い子は来ない」という話をしてました。「価格競争に走らず別の視点で勝負したい」といったようなことをおっしゃってました。店の前の黒板にメニューを書いて、それをお客さんが注目してくれて、ふらっと入ってくれるという昔からのやり方を踏襲しているようです。
どういう方法論でプロモーションするかは店長の考え考え方に大きく依存することになります。ターゲットとなる客層を念頭に置き、どのSNSをどのように活用するかの戦略を練るかが鍵なのでしょう。もちろん、敢えて使わないという選択もあるだろうと思います。明日は今日の続きをもう少し書いてみる予定です。