NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

+メッセージがdocomo回線MVNOに対応

 こんばんは。10日ほど前にdocomo回線MVNOで利用可能となりました。こちらはimpressの記事からです。

www.watch.impress.co.jp

 既に9月上旬時点でau回線MVNOが対応開始しました。同じタイミングでUQ mobileも対応しました。当初、docomo回線MVNOも同月下旬対応予定という風にアナウンスされていました。

 が、9/21になっても発表される気配は見られず、ギリギリのタイミングでサービス提供延期・白紙状態というようなアナウンスがありました。「これは当面ないな…」と思っていましたら、11月下旬になってようやくサービス開始がアナウンスされました。

 で、早速使ってみようとしたら、何度やっても設定に進めず。当初は原因がどこにあるのか分かりませんでした。あれこれ調べているうちに、インストールされているバージョンが古く、docomo回線MVNOに非対応なバージョンであることが判明しました。

 au回線MVNOに対応したというニュースを聞いて、「すぐにdocomoからも提供されるだろうな」とフライングインストールしてしまったがために、余計な時間を喰ってしまいました。最新版をApp Storeでダウンロードし直したことで無事解決しました。

(「既にインストールしている場合は、アップデートをかけておけ」とでもアナウンスしておけばよかったのでしょうが…)

 アップデート後、早速試してみると、すんなり設定が完了しました。試しに送受信してみたんですが、なかなかいい感じにやり取り出来ました。SMSに比べて送信可能文字数も多いし、画像も貼り付けられる。RCSなので、おまけに無料というのが嬉しい。

 まだ試行錯誤中なのですが、連絡先に登録しないとMessage作成画面に辿り着かないことに気づきました。連絡先に電話番号を登録しないといかんのですね…。(^^;

 そうこうしているうちに、無事送受信テストは成功しました。

 LINEだけに頼るのではなく、電話番号のみでやり取り可能なメッセージツール「+メッセージ」を積極的に活用出来ないものかとは思います。特に行政関係はこちらに移行してほしいものです。(LINE問題もいろいろありましたし、国産メッセージアプリと言うことで、政府も積極的に活用してほしいです。)

 ただ、残念なことにiPadでは使えませんでした。(^^;

 最初のSMS認証がクリア出来ませんでしたので。(^^;

 残るは、Y!mobileSoftBank回線MVNO楽天モバイルになるわけですが、SoftBank系は来年3月頃の提供予定らしいです。気長に待ちましょう。

 また、楽天モバイルは対応の予定はないらしいです。このへんは自前のRakuten Linkがあるからでしょうか。相互接続出来るようになれば嬉しいのですが。

 LINEやRakuten Linkのように、無料電話機能がないのは3大キャリアが開発しているからでしょうね。(^^;

徳島県つるぎ町立半田病院へのサイバー攻撃(2)

  こんばんは。前回に引き続き、今回も半田病院へのサイバー攻撃に関する記事です。(間が開いてしまいました。申し訳ございませんでした。)

 さて、前回の記事はこちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 「病院の電子カルテシステムがサイバー攻撃された」という衝撃的な記事だったので、気になってあれこれ調べていました。

 ただ、調べ方が悪かったのか、原因についてヒントになりそうな内容もヒットしませんでした。「完全クローズドNWではなく、閉域網で他機関と接続していた」というような記事も目にしたのですが、どうもそれだけではなさそうです。

 偶然目にした11月26日付の毎日新聞の記事です。こちらの記事に原因について言及されていました。 

mainichi.jp

 どうやらFortigate製VPN機器の既知の脆弱性を対応せずに、そのまま運用していたようです。結果として、この脆弱性を攻撃者に突かれて、電子カルテシステムのデータを暗号化されてしまったというのが真相のようです。(抜かれてしまったということでもあろうかと)

 ネットワークを構築・管理しているベンダ側の問題なのか、病院側が完全にベンダ丸投げしていたのかは分かりませんが、構成や管理に問題があったこと自体は間違いなさそうです。Twitter上のツイートでは、コストダウンのためにベンダを通さずに自前購入したらしいとか。「金がない」というのは不幸なことですが、削ってはいけないところまで削らざるを得ない今の日本の宜しくない点が見事に露呈してしまっています。

 毎日新聞の同記事では、「インターネット常時接続を止めるなどの対策」とありますが、その前に「VPN機器等の外部と接点を持つ機器の脆弱性が指摘されたら、可能な限り速やかに対応する」という点を前面に出すべきではないかと思います。

 「インターネット常時接続」に全ての原因があるような書きっぷりはミスリードしそうなので、「適切な管理の下での必要最小限のインターネット接続」みたいな表現にした方が良くないでしょうか。

 今回の事件の一連の記事を読んでいて、境界型セキュリティの限界を感じました。病院情報システムもゼロトラストの考え方を導入すべき時期にきているのは間違いなさそうです。

 あと、「こんな田舎の病院を」という朝日新聞の記事。サイバー空間上では、都会も田舎も施設規模も関係ないということをもっと伝えないといけないのではないでしょうか。 

www.asahi.com

徳島県つるぎ町立半田病院へのサイバー攻撃(1)

 こんばんは。今回は徳島県つるぎ町立半田病院で起きたサイバー攻撃に関して少し書いてみることにします。詳しいお話は明日以降書く予定です。

 今回の事件の概要に関しては、以下のURLを御参照下さい。毎日新聞(とYahoo!ニュース)の記事からです。

mainichi.jp

news.yahoo.co.jp

  電子カルテシステム内のデータが勝手に暗号化されてしまい、診療にも大きな影響が出ているとのことです。この記事を含めた各社の記事でも「なぜ今回の事件が発生したのか?」という点に関して掘り下げられていません。出てきている情報もかなり限定的で推測の域を出ません。

 次回は断片的な情報からどのあたりに問題が潜んでいそうなのかを考察してみます。

eSIM対応のiPhoneが「技適不適合等」リスト入り

 こんばんは。先日、iPhone XSiPhone 13が技適不適合等リストに入ったというニュースがありました。こちらはengaget japanの記事からです。

japanese.engadget.com

 この並びから分かるのが、eSIM対応デュアルSIM対応機が対象となっていることです。全く使えないというわけではなく、特定の条件で問題が発生するようです。

 どういう事象が発生し得るかといいますと、既に複数のメディアで取り上げられていますが、「デュアルSIM運用で、片方に音声対応SIM・もう片方にデータ通信専用SIMを使っている場合に、110や118や119等の緊急通報が出来ない」ということのようです。

 これに関して、IIJmioが最初に取り上げてアナウンスしていたという記憶があります。同社はギガプランでデータ通信専用eSIMを提供しています。ギガプラン発表後、物理SIMに楽天モバイル&eSIMにIIJmioのギガプランを使うという方法がかなり拡散されました。楽天モバイルで1GB 0円+IIJmioで2GB 440円=月440円運用がもてはやされました。

 この問題は、物理SIM側がデータ通信専用SIM+eSIM側が音声対応SIMでも起きるそうです。なので、IIJmioに限らず、データ通信専用SIMを提供している各社でも起き得る問題ではあります。(そういう使い方をするユーザーがどれだけいるのか?という話はありますが。) 

 なお、物理SIM・eSIM共に音声対応SIMであれば、このような問題は発生しないようです。

 この問題に関して、Appleとして不具合解消のためにiOSアップデートをリリースするのか(総務省がそこまで強く命令するのか否か)、それとも「こういう使い方はしないでね♪」で終わらせてしまうのかが気になるところです。

 となると、「データ通信専用SIMはタブレットかPCで使いましょう。スマホでデータ通信専用SIMを使う場合は音声対応SIMと合わせて使わず、単独で使いましょう。」ということになるんでしょうね。

「忘年会・新年会を開催しない」が7割は感染防止策と…

 こんばんは。今回は忘・新年会離れが起きていることについて書いてみることにします。こちらは東京商工リサーチの記事からです。

www.tsr-net.co.jp

 この記事を読んだところ、7割の企業が「忘年会・新年会を開催しない」という回答をしています。大人数での宴会は感染リスクを伴うので、回避したいという風に考えているのだろうと推察しています。無理に開催して感染者が出たら、全員濃厚感染者ということになり、業務停止に陥りかねません。

 それだけでなく、「忘年会(新年会)を開催するとはどういうことだ!」とか突っ込まれることがリスクになり得るということもあるのかもしれませんね。

 個人的意見としては、それよりもテレワークの浸透が影響しているのではないかと考えています。そもそも従業員が出勤していない状況では開催すること自体が出来ないということも考えられます。

 忘年会・新年会開催のためだけに無理に従業員を出社させるようなことをすると、退職者が続出することになりかねません。テレワークがこれだけ浸透してくると、従業員側にとっても「忘年会・新年会は必要ないな」という印象を持つことになったのかもしれません。「勤務時間外のイベントは必要ない」という割り切りがハッキリと出てきたとも言えそうです。

 コロナ禍が仕事のやり方を大きく変えつつあることは間違いなさそうです。

docomo回線障害の影響(受けてしまいました)

 こんばんは。先週日曜日の情報処理技術者試験(システム監査技術者)の午後1・午後2の感想は近日中に改めて書いてみることにします。暫しお待ち下さい。<(_ _)>

 今回は先週木曜日に発生したdocomoの回線障害について少し書いてみることにします。障害が発生した原因や経過に関しては、こちらに詳しく解説されています。ITmediaの記事からです。

www.itmedia.co.jp

 14日当日、18時過ぎにiPad mini 5でIIJmioのeSIMから楽天モバイルに切り替えて、再度戻してみたところ、全くアンテナピクトが表示されず圏外になってしまいました。

 とりあえず楽天モバイル側に切り替えてしのぎました。その後、ネットで調べてみると、回線切り替えや機内モードにして元に戻すとか、再起動したりするとダメなようでした。

 そういうことで、私自身も「やってしまった」クチだったようです。(^^;

 iPhone SE 2側はIIJmio音声対応SIMのみを挿している状態ですが、こちらは再起動したり、機内モードに切り替えたりしてなかったので、一応はつながっていました。

 他に4Gガラケーもありましたが、こちらも通話含めて無事ではありました。

 少し前の楽天モバイルの通信障害でもそうですが、回線冗長化は真剣に考えておかないといけない問題ではありますね。2台持ちでもいいでしょうし、最近はデュアルSIM対応の機種も増えてますので、2枚物理SIMを挿すor1枚の物理SIM+eSIMという風にしておくことで自己防衛するしかなさそうです。

 そのあたりを考えると、サブ回線候補としては、以下の4つかなと考えています。

 ただ、楽天モバイルiPadに正式対応していないため、5Gでは利用出来ません。4Gの場合もLTEと表示されます。

 IIJmio eSIM(ギガプラン)も5G非対応ですので御注意下さい。

 povo2.0もiPad mini 6対応機種外です。利用時には構成プロファイルが必要になります。

 個人的なお話ですが、先日ヨドバシでiPad mini 6を注文しました。入荷時期未定ですが、ポイントに釣られてしまいました。(^^; 気長に待つことにします。(^^;

情報処理技術者試験を受験してきました

 こんばんは。今日は情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験がありました。今回も昨秋同様、システム監査技術者試験(AU)を受験してきました。

 試験地としては、神戸で受験してきました。受験会場は情報処理安全確保支援士試験(SC)とシステム監査技術者試験(AU)区分のみになっていました。

 今回は午前1免除でしたので、10:50からの午前2からの参戦となりました。午後2まで無事受験してきて、とりあえず午前2について答え合わせしてみました。結果は15/25でどうにか通過していました。

 午後1・午後2については、後日書いてみる予定です。少々お待ち下さい。<(_ _)>

 なお、応用情報技術者試験の午前問題と解答・高度共通午前1問題と解答・各区分の午前2問題と解答はIPAの以下のページに掲載されています。

www.jitec.ipa.go.jp