NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

セルラータイプiPad mini 6に合ったSIMに悩む昨今

 こんばんは。先日、iPhone13やiPadの新機種発表会がありました。既に予約は始まっていて、24日から順次手元に届く状況になっているようです。ネット上でも既に手にしたという方々のレビューが上がっていたりしますね。

 私も御多分に漏れず、iPad mini 6セルラータイプを購入予定です。

 ただ、まだ予約していません。

 その理由は、「どの事業者のSIMを挿すか決まってない」

に尽きます。(^^;

 5G対応のSIMを使いたい!

 iPad mini 6は5G対応であると謳われています。物理SIM・eSIM共に5G対応なのですから、5G対応のSIMを使いたいと考えるのは自然な流れです。

 その前に現状を書いてみることにします。現在、iPad mini 5を使っています。物理SIMには楽天モバイル、eSIMにはIIJmioのデータ通信専用SIMを使っています。

 これを踏まえて、現時点では上記2つのSIMを含めた以下のSIMを候補に考えています。

  1. povo2.0
  2. IIJmio データ通信専用eSIM
  3. 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT Ⅵ
  4. LINEMO

 さて、どれを選択するか?

 2と3は現状通りです。iPhone13シリーズと違って、iPad mini 6は物理SIM1スロット、同時に有効化可能なeSIMは1つ。そうなると、運用コスト面も考慮してどれか2つになるかなと考えています。

 「5Gで通信したい」という観点からすると、現時点では1か4の選択肢にあります。3も5Gでのサービスは提供してはいますが、iPadでは使えません。(楽天モバイル側が正式対応していないためです)

 iPhone楽天モバイルのSIMを使うと、4G(または5G)と表示されますが、iPadではLTEとしか表示されません。「設定」でも5G利用に関するメニューが表示されないと言われています。(私自身は未確認ですので、伝聞情報です)

 2もIIJmio自体が「eSIMは5G未対応です」という風にアナウンスしていますので、4Gでということになってしまいます。 

 povo2.0の話に戻りますが、povo2.0の対応端末のページ(以下のリンクは物理SIM対応端末に関して)は以下になります。

povo.au.com

 対応端末はいずれもスマートフォンしかなく、タブレットやPCやモバイルルータに関しては見当たりませんでした。iPad mini 6に関しては、実際に試された方の先行レビューを待ってみようかと考えているところです。

9月11日の楽天モバイル通信障害発生後も引きずっている模様

 こんにちは。9月11日午後に楽天モバイルが4時間半ほどに渡る通信障害が発生していました。こちらはimpressの記事からです。

k-tai.watch.impress.co.jp

 4時間半の間、全く通信出来なかったわけではなく、「DNSキャッシュサーバを変更すれば通信出来た」「Twitterや一部のWebサイトには通信出来た」というような声がありました。

 前者に関しては、Googleが提供するDNSキャッシュサーバ(8.8.8.8や8.8.4.4)や、CloudflareのDNSキャッシュサーバ(1.1.1.1)等に変更することで通信出来たという声がありました。「楽天モバイルが提供するDNSキャッシュサーバに問題があった説」が有力なようです。ただ、こちらに関しては、ユーザの推測であり、楽天モバイル側が正式にコメントしていません。

 後者に関しては、「IPv6通信に関しては影響を受けなかったのでは?」という推測もあります。(「IPv6に関するメンテナンスをしていたのでは?」説も見かけた記憶があるのですが、当該Webサイトを見つけられませんでした。<(_ _)>)

 こちらも同様に、楽天モバイル側は公式見解としてコメントしていませんでした。

 9月11日の通信障害に関して、楽天モバイルとしての公式コメントがこちらです。

network.mobile.rakuten.co.jp

 通信障害の原因は「システム障害」が公式発表という形になっています。「システム障害」という表現があまりにも漠然とし過ぎていて、何にでも使える表現になっているようにも受け取れます。真相は不明のままです…。

 そして、翌日の9月12日も通信が不安定でした。これについては、楽天モバイル公式見解はありませんでした。Twitter上で「楽天モバイル 通信障害」と検索してみたら、19日時点でも通信障害が地味に続いているようなツイートが複数見られました。

 私自身が使っている分には、特に遅いと感じるようなことはありませんでした。しかし、11日以降も(一部地域なのかどうかは不明ですが)通信障害が続いているという声がある以上、楽天モバイルサイドとしても真摯な対応をお願いします。

【個人的見解】30代~40代のうちにやっておいてよかったと思うこと(その4・後編)

 こんばんは。以前からお知らせしてました「30代~40代のうちにやっておいてよかったこと」の続きを書いてみることにします。前回の記事はこちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 前回の記事に出て来ましたインフラ勉強会も、情報処理安全確保支援士会も50代になってからの関わりでした。<(_ _)>

 このへんも20代後半から30代以降で養ってきた「他コミュニティに関わってきた経験」が下地になっています。こうして考えると、いきなり50代で関わろうとしてもぎくしゃくしたんじゃないかという気がします。

 「(自分自身の)年齢が上がってきて、周囲が10歳~20歳以上年下の方々に囲まれた際に、どういう立ち振る舞いをすべきか?」という問題に直面します。自分の年齢に近い人たちとしか接していないと、距離感の取り方が分からずに苦労します。

 上から目線は論外ですし、よそよそしくし過ぎると、周囲から腫物扱いされるという風になりかねません。「どうやって程よい距離感を保つか?」というのは、20代~30代の頃に40代・50代の方々との接点を持っていたことが良かったと考えています。

 40代・50代の方々がどのように接して下さったかというのを参考にしつつ、自分が50代になった際の立ち振る舞い方の参考になっています。

 ここで得たのは、「決して偉そうにせず、ツッコミ入れられるだけの適度な隙を作って見せる」ということだと認識しています。20歳も違うと、上司や自分の親の方が世代的に近くなります。物の見方も考え方も経験値も異なります。これらを決して押し付けずに、20代・30代・40代の方々の物の見方や考え方などを素直に受け入れられるかどうかが重要です。これも突然出来るようになるものではなく、日々の積み重ねが物を言います。

 50代になると、どうしても考え方が硬直してきます。「自分の考え方を押し付けない」「相手の意見を素直に受け入れる」ということがいい方向につながって行くものと信じています。

今週中に2件書く予定です

 こんばんは。

【個人的見解】30代?40代のうちにやっておいてよかったと思うこと(その4・後編)と、昨日・本日の楽天モバイル通信障害に関しては、今週中に書いてみる予定です。

 特に今日の楽天モバイルの通信障害に関する情報が少ないので、この点についてもう少し調べてみることにします。

 どうも昨日と今日の障害の原因が異なるような気がしています。詳しいことは後日の記事で触れますが、異なったエラーメッセージが表示されていました。

 この点に関して、もう少し掘り下げてみることにします。暫しお待ち下さい。<(_ _)>

+メッセージがサブブランドやMVNOでも利用可能に(楽天モバイルは除く)

 こんばんは。「【個人的見解】30代~40代のうちにやっておいてよかったと思うこと(その4・後編)」に関しましては、次回お送りします。<(_ _)>

 今回は9月2日に発表された+メッセージに関する話題です。+メッセージがMNO3社だけでなく、サブブランド各社やMVNO各社にもサービスを提供出来るようにするとのことです。こちらはITmediaの記事です。

www.itmedia.co.jp

 3大キャリアからの発表もありました。サブブランド及びMVNOに対するサービス提供はau回線が9月2日から(既に開始されてます)、docomo回線が9月下旬から、SoftBankが2022年春頃だという風に伝えられています。UQ mobileや、au回線でのサービスを提供しているmineoやIIJmio等のMVNOでは、実際に使えているという報告がネット上に挙がっていました。

 ただ、試したのは音声対応SIMのみで、SMS対応SIMでは試した結果は報告されていないようです。(私が見つけ切れてないだけかもしれませんが)

 私自身はdocomo回線の音声対応SIMを使っていますので(IIJmioのギガプラン契約中)、今月下旬まで待ちの状態になります。使えるかどうかは追って報告します。

 話は変わりまして、こちらはMVNOの立ち位置から詳しく解説されています。こちらはIIJmioのお馴染み「てくろぐ」ですね。

techlog.iij.ad.jp

 MVNOとして対応するサービスではなく、MNO側からのサービス提供という形になるらしいですね。MVNOのデータ通信用回線を経由しないとか。

 MNOからの提供されている情報も報道以上のものはないとのことです。限られた情報の中で試せることを試して結果を情報提供されています。アプリ起動後にSMS認証があるようです。

 となると、「iPadでの利用はどうなるのか?」という疑問が残ります。iPhoneの番号でSMSを受信して、その情報をiPadのアプリに入力することになるのでしょうか。(全くの推測です。docomo回線で使えるようになった時点で試してみます。)

 docomoauSoftBankの3大キャリアとUQ mobileY!mobileのサブブランド2社に加えて、MVNO各社(全てではない模様)が+メッセージに対応することになります。

 そうなると一つ疑問が。「楽天モバイルは???」

 こちらに楽天モバイルは「対応予定はない」とコメントしたとういう記事があります。ケータイWatchの記事からです。

k-tai.watch.impress.co.jp

 楽天モバイルとしては「対応の予定はない」とのことですが、3大キャリア側から拒絶されたのか、楽天モバイル側にメリットがないと判断して「対応しない」ということなのかは現時点では不明です。

 ここからは私個人の推測になりますが、「楽天モバイル的には対応するためのコストが無視出来ず、Rakuten Linkとの相互接続性を確保するだけのメリットが見出せない」ということではないかと見ています。

 「同じRCSなんだし、互換性はあるんじゃないの?」というようなコメントも見かけましたが、同じRCSではあるものの、Rakuten Link側はSMSだけでなく、通話にもたいおうしています。対する+メッセージ側はSMS拡張メッセージのみ対応という形になっています。「通話まで無料で出来るようになったら、商売上がったり」という3大キャリア側の思惑もあるのでしょうか。SoftBankの場合はLINEが傘下にあるので、積極的にやりたがらないというのもありそうです。(MVNOへの提供が一番遅いという点も)

 3大キャリアも楽天モバイルもなんとか落としどころを探って、全ての事業者で利用可能になるように動いていただけないでしょうか。

【個人的見解】30代〜40代のうちにやっておいてよかったと思うこと(その4・前編)

 こんばんは。今回は(その4・前編)になります。今回は概略のみになる予定です。詳しくは(その4・後編)で触れる予定です。<(_ _)>

 前回の記事はこちらです。(その1)は次のリンクになります。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 その1はこちら。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 今回は外部コミュニティに関わってきたことに関する話をしてみることにします。

 20代の頃から外部コミュニティとの関わりはありました。パソコン通信NIFTY-Serveで複数のフォーラムにどっぷりと関わっていたりしたのを皮切りに、複数の外部コミュニティに関わってきました。

 最近では、情報処理安全確保支援士会とインフラ勉強会でしょうか。これらから派生したものもありますが、このあたりの話を次回以降して行くことにします。

 職場内の人間関係は転職してしまうと、基本的にリセットされてしまうことが多いです。外部コミュニティでの活動は職場依存ではないので、転職により職場が変わっても関係性が続きます。フラットな関係が自分自身の「次」につながるきっかけを作り出すことになることもあります。(このあたりは「人による」という話になるかもしれません)

 続きは(その4・後編)でお送りします。

【個人的見解】30代〜40代のうちにやっておいてよかったと思うこと(その3)

 こんにちは。前回の続きになります。前回の記事はこちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

6年ほど院内SEとして働いてました

  今回は3回目になります。「非IT系業界での勤務経験」について書いてみることにします。6年ほど病院勤務していたことがあります。いわゆる「院内SE」ですね。前後の背景や経歴について書くと特定されそうなので、ここでは詳しくは書きません。(すみません)

「現在の専門領域・得意分野に何を掛け合わせるか?」の選択

 今回の記事のポイントは「複数の得意分野を掛け合わせる」という話になります。得意分野・専門領域が単一だと、当然のことながらライバルは多くなります。レッドオーシャン状態になります。ここに別領域の何かを掛け合わせると、ライバル数はある程度減少することになります。それにより、海の赤みが薄くなります。(少し青色に近づく?)「本来の自分の専門領域・得意分野に何を掛け合わせるか?」という選択が重要になります。

 私の場合は医療を選択しました。「IT×医療」の選択になりました。元々医療従事者の方でITを武器にしようと考えておられる方にとっては、「医療×IT」になりますね。

 この場合、乗数と被乗数が入れ替わっているだけで一見同じように見えますが、アプローチは全く変わってくるのではないかと考えています。「IT系職員から見た医療」と「医療従事者から見たIT」というのは、違った見え方をしています。当然視点が異なるからでしょうが。

電子カルテ導入に悩む院長からのオファーがきっかけでした

 元々想定していなかった分野ですし、当時は転職など全く考えていませんでした。見出しのように、電子カルテ導入に際してネットワークや情報セキュリティに明るいSEを探しているという話でした。さすがに経験のない医療事務の方々にIT系専門分野をがっつり面倒見させるというのはあまりにも酷な話です。いろいろお話を伺っているうちに「これは転機かもしれない」と思い、やってみようかという気になりました。(院長自身が熱い方なので、「これは面白くなりそうだ」というのもあったのですが)

 ここで未経験分野の医療業界に飛び込んだのですが、最初はいろいろ戸惑うことがありました。皆さん方「異分野の専門家」に対して決して排除することなく、リスペクトしていただけたことはたいへん感謝しております。もちろん、私の方も医療の専門家・医療事務の専門家としてリスペクトしております。

 実際、無事に電子カルテの導入を果たすことが出来、セキュアな基盤も構築出来たのかなと考えています。基礎となる土台に新たな知識や経験を積み上げたことが今でも役に立っているという実感はあります。

「乗数の選択」は重要

 今回、私の場合、被乗数である「IT」に乗数として「医療」を選択しました。乗数に何を選ぶのかによってライバルの数を減らす(=特化した人材アピールにつながる)ことは可能ですが、ニッチ過ぎると需要がピンポイントになり過ぎるという問題は残ります。かと言って、割とポピュラーな領域を被乗数に選ぶと、さほどライバルは減らない(=海の色の赤みがあまり抜けない)という問題があります。そうなると、2つ目の被乗数が必要になります。

 「結局、何を選ぶのか?」ということになると、自分の興味ある領域・得意な領域も対象になるのですが、運であったり出会いであったりという要素もあるので、このへんの見極めも難しいところではあります。

 「とりあえず何かを掛けてみる」という発想も必要かもしれません。