NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

パスワード付きzipファイルに仕込まれたマルウェア

 こんばんは。今日は久々の通常バージョンに戻ります。明日はiPhoneネタを書いてみる予定です。それはさておき、本日のネタは新手のサイバー攻撃というお話です。こちらは読売新聞の記事からです。

www.yomiuri.co.jp

 この記事が衝撃的だったのは、パスワード付きzipファイルがメールサーバやPCのウイルスチェック機能をすり抜けてしまうところを逆手に取って悪用したという点でしょうか。

 ここで気になった点です。

  • パスワード付きzipファイルが添付されたメールは標的型だった?
  • 一見さんからのメールだったら削除しそうなものだが
  • システム担当者がうっかり開いてしまったのか?
  • システム担当者はこの添付ファイルを怪しいと思わなかったのだろうか?

 この記事だけでは分からない点もありますが、システム担当者がうっかり開けてしまった説を支持します。取引先を装ったメールだったのでしょうかねぇ。最近は巧妙になっている分、うっかり引っかかってしまうのも仕方ない面はあるかもです。

 こうなってくると、メールにファイルを添付するのを止める → httpsベースでのストレージサービスを使う方向にという流れになるんでしょうかねぇ。

意外と少ない単1電池対応ラジオ

 こんばんは。もう少しだけ災害対策としてのバッテリーやラジオ・ワンセグなどの話が続きます。大きな地震や台風がやってきて、大規模停電が起きるといろいろ考えてしまいます。まだ停電復旧していない地域の方々もおられるようですが、お見舞い申し上げます。

 主流は単3電池or単4電池対応のラジオのようです

 以前、SONYが単1~単3までどの電池でも対応可能な屋外作業用ラジオを出していた記憶があります。ICF-B100という機種です。

https://www.yodobashi.com/product/000000721489901796/

 既に販売停止になっています。単1電池2本or単2電池2本or単3電池2本で動作するという珍しい機種でした。単3電池は需要が多いために、いざ台風や地震がやってきた場合、すぐに売り切れてしまいます。単4電池も同様ですね。こちらはポケットラジオ向けになりますが、使う機器が多いので、こちらもあっという間に売れてしまうんですよね。単3電池も単4電池も12本パック1つずつは常備しておきたいところですね。

 個人的にはeneloop単3電池6本ほど常備してます。もう少し余分に購入しておいてもいいかなと思ってはいます。

 調べてみると意外に少ない単1電池対応ラジオ

 他に東芝が販売しているラジオもありました。こちらは現在販売中のようです。

https://joshinweb.jp/sound/28230/4560158872547.html

単1電池3本で動くとあります。最大400時間持続するようです。ただ、3本というのが使いづらい面があります。6本単位で予備を用意することになるのが少々アレですね。

 他に調べてみましたが、単3・単4でない少し大きめのサイズのラジオになると、単2電池3本というケースが目立ちました。たとえばSONY製のICF-M780Nも単2電池3本です。デジタルシンセサイザーチューニングなので、デジタル表示ですね。

https://joshinweb.jp/sound/28230/4905524956740.html

 こちらは東芝TY-SR55です。こちらも同様に単2電池3本で動作します。

https://joshinweb.jp/sound/28230/4560158872943.html

 単2電池は売れ残ることが多いですが、そもそも流通量が単3・単4電池に比べると少ないので、若干入手のハードルは上がりそうです。この場合も乾電池よりはニッケル水素電池を用意しておく方が良さそうです。

USB出力対応ニッケル水素電池充電器

 こんばんは。ここ数日、災害対策としての話題が続いています。今回は充電式電池用充電器のお話です。

www.monotaro.com

 スマホの充電にはモバイルバッテリーを使うのが一般的ですね。確かに便利ではあるのですが、事実上スマホの充電専用になりますね。それと、バッテリー消耗時の処分が少々面倒そうな印象です。リチウムイオン電池ですので、販売店での引き取りということになります。(自治体のごみの日に出すわけには行きませんし)

 これがニッケル水素電池になると、購入した販売店で回収する仕組みが確立しているので安心です。単3電池または単4電池だと、乾電池の代わりに他の機器に流用出来るメリットがあります。

 ニッケル水素電池だと汎用性が高いので、充電器にUSB出力機能があれば、モバイルバッテリーとしても利用可能です。予備の充電式電池があれば、充電後電池切れ起こしても交換することで充電継続可能です。

 ただ、ニッケル水素電池2本でUSB充電するタイプではスマホ充電は無理なようです。(ガラケーだと充電可能かもしれません)

 充電式電池は単3型が主流で、単4型もその次に多く流通していますが、単1型・単2型は少ないようです。(あるにはあるようですが)現時点で単1型or単2型4本でUSB出力出来るタイプの充電器を見つけきれていません。単1型だったら、iPadも充電出来そうですね。

 「とりあえずニッケル水素電池4本を使ったUSB出力可能な充電器を常備しておく」が正解と考えています。

改めてガラケーの良さを考えてみる

 こんばんは。今回はガラケーに関する話題です。ガラケーに関するイベントがあったそうです。こちらはITmeidaの記事からです。

www.itmedia.co.jp

 この記事中にもありますように、「物理キーの存在」というのは大きいですよね。スマホにはない「しっかりとボタンをプッシュした感」ですね。固定電話に慣れていると、間違いなく電話番号を押したという確認の意味合いもあります。

 ただ、電話帳に登録している番号を呼び出す場合は、スマホでもガラケーでも関係ないわけですが。(^^;

 誤発信防止の要素もありますね

 ガラケーのほとんどは二つ折りになってます。(昔はストレートタイプも多かったですね)その関係もあり、普段は折り畳んだ状態になります。そのために物理キーが保護される状態になるので、うっかり発信する心配がない点はスマホに勝る点ではないでしょうか。

 最大のメリットはバッテリーの持続時間でしょうか

 これは圧倒的なメリットかと思います。メール受信と待ち受けであれば、1週間持続しますから、これはスマホにはないメリットですよね。通話と最低限のSMSはガラケーで、データ通信やIP電話スマホタブレットでという役割分担はアリではないでしょうか。

 バッテリーの持続時間だけでなく、それほどのバッテリー容量を必要としないので、手回し充電ラジオでもある程度は充電可能ではある(気休めの域を出ないかもですが)という点はスマホに勝る点でもあります。(スマホだと1%分充電するのも至難の業ですしね)

 ワンセグ受信もさほどバッテリー消費を意識しなくても済むとか

 スマホには真似の出来ない芸当とも言えそうです。スマホの中には無駄にフルセグ対応になっている機種もあるようですし。(^^;

 乾電池駆動のワンセグテレビもありますが、電力消費を抑えつつ見られるのはメリットでしょうね。

 そう考えると、サブ機としてガラケーを持っておいて、メイン機にスマホを持っておくという選択もアリですよね。私はガラケーをキャリアで契約して、スマホタブレットMVNOのSIMを挿して使ってます。

 

「災害時にはラジオ」ということでコミュニティFM局のお話を

 こんばんは。北海道胆振東部地震の影響で道内全体で大規模停電が起きていましたが、復旧も進みつつあるようです。近畿地方では台風21号の影響による停電が続いている地域があります。

 SNSやブログ上で「スマホのバッテリー温存のために携帯用ラジオがたいへん役に立った」という声が多かったです。その中で、コミュニティFMに関して役立ったという話も散見されました。

 広域AM局・県域AM局・県域FM局もありますが、対象エリアが広いです

 北海道の場合、AM局であるHBCSTVの放送がたいへん役立ったという話が多かったです。(NHKR1や民放FM2局も同様にたいへん役立ったという声もありました)

 近畿地方の場合は、在阪民放AM3局にNHKR1があります。これらは近畿全域を扱うので、各県ごとの情報となると、どうしても少なくなるのは否めません。(在阪FM局は京阪神+αな印象です)

 京都や神戸や和歌山には府域・県域AM局があります。他に京都・神戸・大津には県域FM局があります。それでも府県単位なので、府県内各市町村の詳細な情報までは提供しづらい面もあります。(時間的制約もありますし)

 となると、本当に必要な地域密着情報を得るのは厳しい場合があります。

 そこでコミュニティFMがという話に

 基礎自治体である市区町村レベルでの情報ということになると、上記の放送媒体では扱えないことも多いです。そこで注目されるのがコミュニティFMになります。送信所が設置されている市区町村内(の一部)をサービスエリアに想定しているケースが多いようです。以下は全国コミュニティFM局一覧です。Wikipediaの記事です。

コミュニティ放送局一覧 - Wikipedia

 全国全ての地方自治体に設置されているわけではないようです。同一自治体内の有線放送の代わりとしての役目もあるかもしれません。多くの局は出力20Wになっています。送信所から離れると、小型ラジオのロッドアンテナやイヤホンアンテナでは受信が厳しい場合があります。自宅近くのコミュニティFM局の周波数を確認して、受信可能かどうかを確認し、受信可能な場合はプリセットしておくといいです。

 こちらは全ての局を網羅しているわけではありませんが、日本コミュニティ放送協会のWebサイトもあります。

www.jcba.jp

 余談になりますが、インターネット経由で聴取出来るようになっている局もあります。スマホアプリから聴ける局もありますし、Webブラウザ上で聴くことが出来る局もあります。お近くの局のWebサイトを御確認下さい。

 スマホの中にはFMチューナーを内蔵している機種もありますので、そちらから受信する方法もあります。一度お近くの局を聴いてみられることをおすすめします。

(参考:サイマルラジオ)

SimulRadio - Wikipedia

【weekend edition】停電時の電源確保を考え直してみようかと

 こんばんは。今回は台風21号の影響で停電になり、バックアップ用の電源確保について少し考えてみた話を書いてみることにします。

 近畿2府4県(+三重県の一部)の関西電力管内でも8日16:35現在での停電軒数が40,000軒弱あるようです。大阪府内で15,000軒弱あるようです。こちらは関西電力のページです。

www.kepco.co.jp

 先日の北海道胆振東部地震でも北海道全体で大規模停電が発生しました。まだ復旧していない地域があるようですが、北海道電力のサイトがつながりにくくなっているため、FacebookTwitterを参照するようにというページが表示されます。

 スマホタブレットの充電をどうするかは切実な問題ですね

 Twitter上やブログ上で「広域の情報収集はラジオに任せて、パーソナルな部分はSNSに」というような使い分けを書かれていた方々が多かったです。事実、私もそうしたクチでした。普段はradikoらじる★らじるを使うんですが、連絡用にスマホタブレットのバッテリーは温存しておきたいです。

 その際に小型ラジオは有効です。既に生産終了ですが、手元にSONY製のSRF-M98という単4電池1本でAMなら65時間動作するライターサイズのラジオがあります。

 以前も書きましたが、最も重宝するのは手回し充電ラジオですね。SONY製とPanasonic製の両方ありますが、手回し発電機でライトとラジオは15~30分ぐらい利用可能です。しかし、携帯電話充電機能はほとんど気休めぐらいにしかなりません。(^^;

 必要最小限の通信手段としてガラケーは有効だなと思いました。これらの手回し充電ラジオでも多少は供給出来ますので、サブ機で持っておくのはありかなと。

 ニッケル水素充電池を入れて使うUSB充電器や乾電池式充電器など

 これらも一時的対応には十分機能しますね。eneloopを2本挿して、機器に5Vを供給するUSB充電器を持っていますが、iPhoneSEやガラケーを少し充電するのには使えます。たとえば、このような商品があります。eneloopの充電にも使えるようです。

モバイルバッテリー搭載AC急速充電器 QE-AL102 商品概要 | USBモバイル電源 | Panasonic

 モバイルバッテリーとしての役割も果たしますし、電池が使えなくなった時の処分もしやすい(販売店で引き取ってもらえる)という点も、通常のモバイルバッテリーと比較した利点かなと思います。

 あと、手回し充電ラジオを乾電池モードで使って、スマホに充電出来る機種もあるようです。

 大容量モバイルバッテリー付きソーラーパネルも良さげではありますが

 ざっと調べてみました。ソーラーパネル発電効率の問題で、昼間置いておいてもスマホを満充電するほどの電力を得られるかというと、×なようですね。どちらかというと、おまけと考えておいた方がいいみたいです。20,000mAh程度の商品を購入するのが良さそうかなという印象です。(改めて記事を書いてみます。しばしお待ち下さい)

 カセットボンベを使う発電機だと

 個人的にはYAMAHAの発電機が良さそうな印象です。RTX1210やRTX830本体と合わせたカラーリング。(偶然でしょうかw)

www.yamaha-motor.co.jp

 ガソリンではなく、カセットボンベなので入手がしやすいこと(ガソリン保管の問題がありますよね)や、冬場だと予備を置いていたりすることもあるでしょうし。

 価格的なこともあります(150,000弱)ので、ちょっと手を出しにくいかなとは思います。

(若干古め)WPA/WPA2での接続用パスワード詐取手法

 こんばんは。先日の台風21号及び、北海道胆振東部地震での停電に関して、後になって備えておいた方がいいなと思う機器について、【weekend edition】で少し取り上げてみる予定です。今回は通常バージョンになります。

 いよいよWPA2も怪しくなってきたようで

gigazine.net

 今回はWPA及びWPA2を無効にする攻撃手法が発見されたということのようです。こちらはgigazineの記事からです。(1ヶ月ほど前の記事です)

 今回の大きなポイントは、攻撃の際に今まで使われていた4ウェイハンドシェイクを使わないというところだそうです。攻撃に関する詳細はこちらに書かれていますが、無線LANアクセスポイントの電波が届く範囲内で実行可能ということです。

 今回発見された攻撃手法はWPA3では無効になっているそうですので、対応機器がリリースされた場合(または、ファームウェアやOSのアップデートで対応可能な場合)、早期に移行する必要があるなと感じました。

 こうしてみると、有線接続する方が安全だなという話もあるのですが、それはそれとして別の話になりますね