NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

日本年金機構の業務委託先が中国の業者に再委託していたという話

 こんばんは。こちらの記事が気になったので、今回取り上げてみることにしました。

togetter.com

 委託された業者が中国の業者に再委託していたとのことです。再委託を禁止しているとあります。以下はNHKニュースです。こちらに「中国の業者から情報流出はない」と書かれています。今後漏洩しないという保証はどこにもないので、そのへんが気になります。日本の法律が及ばないので、漏洩してしまったらどうしようもないという点が不安ではあります。

www3.nhk.or.jp

 ここで言及されている情報処理会社がどこなのかは不明ですが、再委託してしまったことは大きな問題であると思います。再委託禁止となっていますので、たぶんこの会社との取引を日本年金機構とすることはないと思われます。今回の再委託で日本年金機構側の監督責任も問われてきそうです。委託先のチェックに関して、今後どうするのかをきちんと考える必要はありそうです。受託する会社側のモラルも問われてくると思います。もしかして、入札で最安値を提示した業者に委託したのでしょうか?過去に再委託していないかどうかも確認しておく必要がありそうです。

 入札するとしても、単純に最安値で落札した業者がいいとは限らないので、そのあたりを適切に管理出来る業者が落札出来るようにすべきではないでしょうか。「安かろう悪かろう」な感じがしなくもありません。もしかすると、入札のあり方を考え直す時期にきているのかもしれませんね。

(追記)書き忘れましたが、受託企業は「SAY企画」だと実名報道されていましたね。中国の業者に再委託というのは、どうも同社関連会社だとか。