NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

情報処理安全確保支援士登録者は本当に増えるのか否か?(1)

 こんばんは。日経xTECHで見つけた記事です。「情報処理安全確保支援士の仕事がようやく与えられた」という見出しがちょっと気になったので読んでみました。ただし、有料会員以外は3月16日5時までしか読めないとのことです。そういうこともあり、早急に記事をアップしました。

tech.nikkeibp.co.jp

 「『やっと与えられた』ということは、今までニートだったのか!?」というツッコミを入れてしまいそうになるタイトルです。(^^;

 本題に移りますが、経産省が2月28日に発表した「情報セキュリティサービス基準及び審査登録機関基準」が関係してくるようです。以下のリンクです。

情報セキュリティサービス基準及び審査登録機関基準(METI/経済産業省)

 「セキュリティサービスに必要な専門性を満たすとみなせる資格」に、脆弱性診断サービス、デジタルフォレンジックサービス、セキュリティ監視・運用サービスに情報処理安全確保支援士が該当するらしいです。ただし、情報セキュリティ監査は対象外らしいです。こうしてみると、情報セキュリティ監査以外はCISSPと共通じゃないかと。

 うーん、どうなんだろうか。これで直接メリットを享受出来るのだろうか?業務独占ではないので、さほど旨味はなさそうだなとは思います。

 この記事の最後の方になりますが、経産省のサイバーセキュリティ課の方が「この資格は基本的知識を持っているに過ぎない」と言い切ってしまってるのがなんだかなぁと思えてきます。なんか他人事モードなんですよね。資格を生み出した後は知らん顔な感じがいただけません。「どうやって育てて行くか(儲けにつながるか)」を忘れてはいけないと思います。

 そこはハッキリとメリットを打ち出さないとダメなんじゃないかと思います。間違っても「金曜日は牛丼が無料で食べられます!」とかそういうのではなくて。

 これではまだまだ登録者が増える要素は見つけられないと思う次第です…。