また総務省がサイバーセキュリティ非常勤職員を日給8000円（交通費なし）で募集
こんばんは。2月27日に総務省のWebサイトにサイバーセキュリティに関する非常勤職員の公募が掲載されました。以下の通りです。
読んでいて、妙に既視感があったんですね。「なんだろう？」と思って、早速過去記事を漁ってみました。しっかり書いてました。こちらです。
karasuma-kitaoji.hatenablog.com
一昨年7月に記事を書いてました。(^^; 当時と募集要項が同じでしたね。（当時の募集ページはNot Foundですが）
しかし、これは一体どういうことなんでしょうねぇ…。1年半前の募集時にも誰か採用されたのでしょうか？そのへんは分かりませんが、居てたのではないかなと思えます。でも、1年間限定で日給8000円で交通費なしで来る人材がいるんでしょうか？まず、霞が関近くに住んでいて、ネットワーク運用・構築経験があって、しかもサイバーセキュリティに関する知見があると…。応募してくるかどうかは別にして、対象となる人材が存在するんでしょうか？？？
で、総務省に取材したメディアがありました。HUFFPOSTからの記事です。
総務省に問い合わせた結果、「エンジニアではなく、事務職員の募集だ」との回答です。ネットワーク運用・構築経験があって、しかもサイバーセキュリティに関する知見がある事務職員って、一体どれだけ存在するんでしょうね？？？ それって、エンジニアなんじゃないかと思いますよね。どう考えても。なら、最初からネットワークや情報セキュリティに関する知見は求めなくてもいいのでは？と思ってしまいます。
「安すぎるという反論があるのは承知しているが、予算の制約の中で決めた」とのことですが、それだけのスキルを持った人材を求めるのであれば、ちゃんと予算と人員枠の手当てをしましょうよと。
総務省で日給8000円でサイバーセキュリティに明るい非常勤職員を雇おうという反面、経産省では情報処理安全確保支援士の維持コストとして140000円/3年を要求するという…。何か割り切れないものがありますよね。
